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大田 美佐子 (おおた みさこ)

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教員からのメッセージ

プロフィール

1968年東京生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。学習院大学人文科学研究科ドイツ文学専攻博士前期課程修了。1995年~2001年 ウィーン大学音楽学研究所留学 (オーストリア政府奨学生) を経て,2001年ウィーン大学音楽学博士課程修了。「芸術の要請と社会的効果 1930年代へと向かうクルト・ヴァイルの音楽劇」で学位取得 (哲学博士Ph.D. ウィーン大学)。明治学院大学,神戸商科大学,京都市立芸術大学を経て,2003年神戸大学発達科学部助教授に着任。現在,神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。

研究内容・研究業績

西洋音楽史 (近現代)・音楽美学。20世紀の両大戦間の音楽 (特にドイツ語圏) を中心に,文学や美術など諸芸術との関わり,作品創造と社会,メディアとの関わりなど,新たなコンテクストから「音楽表現の歴史」を捉え直していくことを志している。

学部から博士課程にかけては,クルト・ヴァイル (Kurt Weill 1900-1950) と彼の作品を中心に多面的に研究してきた。ヴァイルの「ソング」に関しては,実践面も含めてライフワークと位置づけている。現在の関心は,「ブレヒトと音楽」「亡命者たちの音楽文化」「音楽と笑い」について。2007年に出版された『世界音楽の本』 (岩波書店) では,「亡命者のブロードウェイとハリウッド」と「ワイマール時代のキャバレー文化」の項を担当。最新刊は「音楽のモダニズムとその展開 ―日本の作曲家たちによる開かれたブレヒトの音楽劇」 (『ブレヒトと音楽2』 (市川明編集) 所収,127-138頁,花伝社,2009年)。

研究業績についての詳細は,研究者情報をご覧ください。

所属学会

日本音楽学会,日本音楽教育学会,日本独文学会,民族藝術学会,アルバン・ベルク協会

教育内容

担当科目は「音楽史特論」「音楽史特論演習」 (大学院),「西洋音楽文化論」「西洋音楽文化論演習」「舞台芸術論」 (学部),「芸術史」(全学共通教育)。学外では,神戸市シルバーカレッジ (西洋音楽史担当),大阪市城東区クラシックカルチャーサロンなどで,生涯学習教育に携わっている。

卒業論文・修士論文など

  • 「カロル・シマノフスキの中期作品 ―印象主義の視点から―」
  • 「パウル・ヒンデミットの転換点 ―《画家マチス》を中心に」
  • 「日本における西洋音楽史の記述に関する一考察 ―「反音楽史」を契機に―」
  • 「日本の音楽劇と大衆に関する一考察 ―林光作品を例に―」
  • 「オペラの中の初期ハリウッド様式 ―コルンゴルトのオペラ《死の都》・《ヘリアーネの奇蹟》におけるメロドラマ的手法の分析―」 (修士学生)

Updated: 2011/03/25 (Fri) 16:28