神戸大学発達科学部について
学問領域を超え新しい学問の創造を目指します
発達科学部は既成の学問領域にとらわれることなく,「人間」に焦点をおいた,学際的,応用的,実践的な,新しい学問の創造を目指しています。学生は文系,理系を問わず,幅広い領域の学問にふれ,人間の発達とそれを支える環境に関わる現代的な課題を追究します。教員や学生同士で密接なコミュニケーションをとる少人数教育を通して,課題の解決を展望する学習を行います。
発達科学部は大学院人間発達環境学研究科につながっており,大学院では人間の発達及びそれを取り巻く人間環境に関わる,より専門的で高度な研究を行うことが可能です。新たな学問の創造を目指す発達科学部は開放感にあふれています。
発達科学部の求める学生像
発達科学部は,「人間の発達」のさまざまな側面を対象とした研究と教育を行っている学部です。現実社会が抱える切実な問題に興味と関心をもち,人間の発達についての原理及び実践に関する学際的な学問を教員とともに創造する意欲ある学生を求めます。
発達科学部では人間を全体的にとらえ,人間の発達にかかわる諸現象を広い視野から明らかにし,自ら問題解決しようとする人を育てることを目標とします。
- 人間に興味をもち,新しい学問領域を開拓する意欲がある学生
- 子どもから高齢者まで,すべての人に対して人間的なまなざしをもちたいと思う学生
- 人間を取り巻くさまざまな環境に強い関心をもち,主体的にそれにかかわろうとしている学生
- 心身の発達に不可欠な人間の生活や身体行動,芸術的表現について,深い関心がある学生
教育の特色
発達科学部は「人間それ自身の発達」と「人間を取り巻く環境の発展」についての教育・研究を行っています。1年次の学部共通科目「発達科学への招待」発達科学とは何かを考えます。2年次から希望するコースに進み,豊富なコース専門科目を通して確実な基礎知識を修得した後,セミナー形式による徹底した少人数による授業,実験や実習を伴う授業を通して専門性を高めていきます。発達科学部は,高度な専門性をもち,文系・理系(学問領域)の枠を超えた幅広い視野を身につけた人材を育成します。
詳細については,教育の特色をご覧ください。
学科・コースの構成とキーワード
学科 | 履修コース | キーワード |
---|---|---|
人間形成学科 人としての育ちを「発達」と「教育」から探究する! |
■心理発達論コース | 発達心理学,人格発達,認知発達,臨床心理学,発達障害学 |
■子ども発達論コース | 子どもに触れる,子どもが触れる,子どもと触れる | |
■教育科学論コース | 科学,スキエンティア,学校,教育,学校教育制度 | |
■学校教育論コース | 学校教育,小学校教諭,幼稚園教諭,特別支援学校教諭,教育実習 | |
人間行動学科 キーワードは人間・発達・身体・行動・健康です |
■健康発達論コース | ヘルスプロモーション 一次予防 環境 行動変容 健康科学 |
■行動発達論コース | 加齢,行動発達,適応,学際性,文理融合 | |
■身体行動論コース | 身体行動,スポーツ科学,身体文化,生涯スポーツ,行動的ライフスタイル | |
人間表現学科 人は歌い,踊り,描き,作り,そして考える |
■表現文化論コース | デザイン,建築,メディア,音楽,ファッション |
■表現創造論コース | イメージ,芸術創造,パフォーマンス,コミュニケーション,トータルアートマネジメント | |
■臨床・感性表現論コース | 感性情報,身体表現,感性心理,臨床,アート・ヒューマンインターフェース | |
人間環境学科 人間の発達を促す新たな環境の構築をめざして |
■自然環境論コース | 自然環境,総合理学,生態系,地球システム,環境物質科学,環境物理学 |
■数理情報環境論コース | 情報環境,現象の数理的モデル化,論理的思考,数理的手法の理論と応用,情報処理の理論と実務,統計的手法の理論と応用 | |
■生活環境論コース | 日常生活,生活空間,生活技術,生活資源 | |
■社会環境論コース | グローバリゼーション,国際平和,地方自治,福祉国家,コミュニティ,公共性 | |
■発達支援論コース | アクションリサーチ,行政・NPO,新たな公領域,社会教育・生涯学習,社会福祉 | |
■ESDサブコース |
卒業と進路
卒業研究テーマ
進路
Updated: 2010/06/11 (Fri) 14:10