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神戸大学発達科学部 人間環境学科

人間の発達を促す新たな環境の構築をめざして

コース一覧

21世紀に入り,私たちをとりまく環境は,速度をあげ大きく変わろうとしています。そうした変化は,しばしば,高度情報化,少子高齢化,グローバル化などの用語で表されますが,注目すべきは,その動きのなかで,気候変動や資源枯渇に代表される地球環境問題や核拡散や紛争拡大にみられる平和問題など,個としての人間だけでなく,類としての人間の存在をも脅かす環境因子が次々に生み出されていることです。 人間環境学科は,こうした因子をその本質から精緻に分析し,持続可能な発展に向けて,人間の発達を促進する環境を構築していくことをめざしています。そのため,本学科で行う教育と研究には,次のような特色があります。 第一に,学際性・総合性です。今日当面する問題は,特定の専門分野だけでは理解しがたい複雑な構造をもっています。本学科では,理系・文系の枠を超え,多様な学的知見の共有と統合をはかりつつ,幅広い視野とユニークな視点を備えた人材を育成します。 しかし同時に,高度な専門性の確保という点にも特色があります。本学科では,自然環境,数理情報環境,生活環境,社会環境という四つのコースを擁し,それぞれにおいて,現実と向き合う上で基礎となる専門教育を行っています。 さらに第三に,実践的で実証的な問題解決を重視しているという点です。本学科では,講義だけでなく,実験,実習,演習,調査,フィールドワークをとおして,実際に生起する諸問題に対し果敢に挑戦する積極的姿勢を養成しています。

教育研究上の目的

広い知識を授けるとともに,人間の発達の在り方に深くかかわる環境の諸問題を総合的・学際的に探究し,自然環境,数理情報環境,生活環境及び社会環境の視点から教育研究を行い,理系・文系の枠を超え,教養及び多様な専門的知識を身に付け,それらの統合・融合を積極的に図り,新たな人間環境の創造に向け,理論的・実践的な問題解決の能力を有する人材を養成することを目的としています。

参考データ

コースの定員

コース名 最大受け入れ人数
自然環境論コース 35名
数理情報環境論コース 25名
社会環境論コース 30名
生活環境論コース 30名

主な取得可能な資格免許

  • 中学校教諭一種免許状(理科)・高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 中学校教諭一種免許状(数学)・高等学校教諭一種免許状(数学)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)・高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民)
  • 中学校教諭一種免許状(家庭)・高等学校教諭一種免許状(家庭)
  • 学芸員
  • 社会教育主事
  • 社会福祉主事任用資格
  • 環境再生医資格

Updated: 2011/05/24 (Tue) 23:11