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栗原彬講演会「差異・差別・共生」

趣旨

ポスター
PDFファイルポスター (青、9.6MB)

制作: 荒川 千裕
(工学部建設学科建築学コース 2回生)
ポスター
PDFファイルポスター (赤、2.5MB)

制作: 荒川 千裕
(工学部建設学科建築学コース 2回生)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科 (大学院GP) は、政治社会学者であり、水俣フォーラム、日本ボランティア学会などの代表である栗原彬先生をお招きし、「差異・差別・共生」をテーマに1月16日、神戸大学発達科学部にて講演会を開催いたします。栗原先生を、大胆に一言で表せば、徹底的に近代管理社会を批判するとともに、その対抗軸としての<身・からだをもつ人間>の可能性に最大の期待を寄せる、「広い意味での政治的実践者」ということができるでしょう。

そのモチーフは、大きな物語に流されがちな人間が、流れのなかで<身としての存在>である自己を見出し、その流れをせき止め、新たな流れを創り、さらに新しい超越的存在としての自己に至る過程への、あくなき追究と見て取れます。物質的・時間的限界を超越する人間存在の可能性を、そのロマンを、現実の社会創成を文脈として語る、数少ない実践的研究者です。

持続可能な社会づくり (ESD: Education for Sustainable Development) が、「人間の超越的存在性」を教育目標のひとつとするのであれば、栗原先生の、厳しい現実に目を見据えながら人間のあり方を問う<言葉=言魂 (ことたま)>に私たちは静かに耳を傾け、栗原先生の<身>がまとう現代批評のオーラを肌で感じたいものです。

開催について

日時
2008年1月16日 (水) 17:50~19:20
会場
神戸大学発達科学部 B208教室 (B棟2階)
対象
院生・教員・学生・地域の方々
定員
100名 (先着順)
参加方法
事前の申し込みが必要です。下記の申し込み先までお願いします。
参加費
無料
主催など
[主催] 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 (大学院GPプロジェクト「正課外活動の充実による大学院教育の実質化」 (2007~2009年度)) / [後援] 神戸大学発達科学部 (現代GPプロジェクト「アクション・リサーチ型ESDの開発と推進」 (2007~2009年度))、神戸大学 男女共同参画推進室
申し込み先・連絡先
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 ヒューマン・コミュニティ創成研究センター / 担当: 松岡
電話: 078-803-7970 (内線: 7970)、メール: gph_info@ml.h.【続けて「kobe-u.ac.jp」を入力してください】
備考
本イベントは、大学院GPプロジェクト「正課外活動の充実による大学院教育の実質化」 (2007~2009年度)実践活動支援グループの事業になります。

プログラム

タイトル 「差異・差別・共生」
講演者 栗原 彬 (立教大学名誉教授、日本ボランティア学会代表、水俣フォーラム代表、立命館大学COE推進機構教授)
概要

「研究者は果たして被害者の持つ思想の高みに到達することができるのか……」

理論と実践の落差に対して鋭い視線を投げかける 理想のアクションリサーチャー・栗原彬!!

KURIHARAイズムの真骨頂が今、神戸に……

Post Modernな身体論を武器に 『やさしさ』から『たたかい』まで

著書 『やさしさのゆくえ ―現代青年論』 (筑摩書店)、『人生のドラマトゥルギー』 (岩波書店)、『「存在の現れ」の政治 ―水俣病という思想』 (以文社)

Updated: 2008/08/22 (Fri) 11:10