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ロンドン大学教育学院 (IOE) 訪問

[事後] 報告

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ロンドン大学の廊下
訪問日時
2007年11月13日 (火) ~ 18日 (日)
訪問先
ロンドン大学教育学院 (IOE) (英国ロンドン)
目的 (内容)
2007年12月に行われる交流研究会について来日されるIOEの教員三名・院生二名と打ち合わせ。また、交流協定を積極的に進めて下さったDavid Gough教授と交流。
参加者
今谷 順重 (人間発達環境学研究科 教授)、稲場 圭信 (人間発達環境学研究科 准教授)、冨永 貴公 (総合人間科学研究科 D3)、橋崎 頼子 (総合人間科学研究科 D2)、寺田 有希 (人間発達環境学研究科 M1)
備考
本活動は、大学院GPプロジェクト「正課外活動の充実による大学院教育の実質化」 (2007~2009年度)学術活動支援グループの事業になります。

参加院生の声 (抜粋)

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Charlie Owen氏のオフィス前で
  1. 国際的な研究交流事業を開催するために必要な招待状、事業説明、チケットの手配、謝礼に関する交渉等の具体的な知識を獲得することができた。
  2. 研究上の関心を共有する集団内部では、テクニカルなタームを用いて、そこでの「常識」にもとづいてコミュニケーションを行いがちであり、このことは、とりわけ、母国語ではない、自由に操れない言語でのコミュニケーションの際には、一層、顕著であるように思う。今回の交流にあたって、実際にうまく伝わっていないもどかしさのようなものを経験した。ある範囲内でだけ通用する「常識」にもとづくテクニカル・タームなしで、いかように自身の興味・関心を伝えるのか、という課題を認識した。(以上、冨永)
  1. 海外の研究者との交流は、自分の視野を広げるきっかけになると感じた。今回の訪問では、自分の関心にも近いテーマを、様々な方法や視点から研究している先生方と話をすることができ、わずかな時間ではあったが、「このような視点から研究することができるのか」と気づかされた。また、IOEの先生方が、分野横断的に様々な研究分野の先生方と交流をしながら研究を行っていることを聞き、自分自身も柔軟にいろいろな分野の先生方と話をしたいと思うようになった。交流の時間自体は短かったが、その後互いにメールでやり取りをしたり、本や資料を紹介してもらったりと、一回の交流から多様な可能性が広がることが分かった。
  2. IOEの先生方との交流に加えて、同行した神戸大学の他の研究コースの先生方や院生の話を聞くことができ、神戸大学の人間発達環境学研究科自体の理解にも繋がった。(以上、橋崎)
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David Gough教授と
  1. 自分の研究関心をIOEの方々に伝えるにあたり、もっと分かりやすく自分の意見を言えるように準備するべきであったと後悔している。それでも、Owen先生やMorgan先生は、イギリスにおける地方の問題、地理学的な発想からアドバイスをくださり、大変貴重な機会になった。さらに、英語で説明しようとするとき、今まで日本語で曖昧にしていた研究内容を突き詰めて英語の語彙を選ぶ必要があったため、研究内容をじっくり考えることができた。(寺田)

Updated: 2008/09/18 (Thu) 20:25