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表現文化論コースのカリキュラム

カリキュラムの流れ

授業科目

学部共通科目

科目名科目概要
発達科学への招待(▲データ準備中)

学科共通科目

科目名科目概要
コミュニティー音楽新しい音楽の形として欧米で始まったものであるが,これからの音楽を学ぶ基礎として,「音を聴くこと」から出発してさまざまな遊びや活動を行う。
合唱表現演習歌うことは身体に良い影響を与え,良い声を作り,人生までも変える。ハーモニーが生まれた時の喜び,集団活動の中での個の大切さを演習の中で学ぶ。
声楽表現概論声を使った表現の基本である呼吸法の基本を身につけ,語りから歌へと繋げながら,豊かな声楽表現とは何かを理論と実践を交えて学ぶ。
音楽理論2音楽の構成要素の一つとしてのハーモニー理論の講義と実習である。既存の楽曲の分析や編曲の演奏実習も行い,理論・実践を通じた音楽の総合的理解に繋げる。
音楽理論1音楽を構成する要素は様々あるが,「音」そのものがどのように組織され「音楽」化されるかという過程を理論として学習する。「音楽概論」の理論的内容が中心となる。
創造の発想とプロセス「Don't think! Feel ! ! 」がこの授業のテーマである。考えていては大事なものを逃してしまう。五感(身体)全体を使い,描き作り,表現する。
メディア論現代社会で利用されているさまざまなメディア(活字・映像・デジタル等)について,歴史・制度・産業としての規模や影響力といった点から概説する。
舞台芸術論舞台芸術は歴史の鏡であり,「生み落とされた時代」と「上演される時代」との対話の場である。総合芸術としての「音楽劇」に表象される芸術思想を,歴史的,文化史的コンテクストから考察する。
ファッション文化論1「ファッション」という観点から近現代の表現文化・身体文化・視覚文化を捉え直し,現代社会におけるファッションの役割について考察する。
都市・建築文化論都市はさまざまな表現活動の舞台となってきた。美術や音楽,そして写真,映画,百貨店,博覧会…。近代における表現文化と都市との関係を考える。
デザイン史1主として英国の近代産業社会の誕生から現代に至るまでのデザインについて,スライドおよびヴィデオを適宜使用しながら,社会的,文化的文脈から論じる。
アートマネジメントアートマネジメントは芸術と社会をつなぐ方法論と言える。具体的事例を通じてマネジメントの基礎知識とその応用について学び,社会における芸術の役割を考察する。
人間の発達と表現それぞれのゼミにおいて各自が取り組んでいる研究テーマについて,卒業研究に向けての発表と議論の場である。ゼミ及びコース単位で運営される。
臨床・感性表現概論音楽療法やダンス療法など,芸術あるいは表現療法領域の基礎的な概論と事例の紹介,また,感性心理や量的リサーチの基本的な知識,技術に関する授業を行う。
表現創造概論芸術作品の創造とその表現に関わる事柄について,コース教員が全員関わり,それぞれの分野から様々な観点でオムニバス形式により論じる。
表現文化概論建築,音楽,ファッション,メディア,デザインなど,表現文化論コース各教員の研究トピックの紹介を通して,表現文化研究の概要と楽しみを伝える。
発達支援論研究(学科共通科目)ヒューマン・コミュニティ創成研究についての関心を得て,入門的な知識について学び,具体的な専門領域における支援の方法について考える。
子どもの表現この授業では,子どものための美術館での対話を基本とした美術鑑賞と作品制作についての実践を紹介しながら,子どもの美術鑑賞に関する理解を深める講義をする。
身体文化論世界中に遍在してきた身体にかかわる文化の意味を比較文化史の手法を援用しながら解読し,現在の身体文化のあり様に対する理解を深める。
生涯学習論ユネスコの提案した生涯教育理念,イリイチの脱学校論,フレイレの被抑圧者の教育学,ノールズの成人教育学など,幅広く生涯学習の理論を紹介する。
心理学入門現在多様な広がりをみせる心理学とその関連領域について,感覚・知覚心理学と発達心理学を中心にそれぞれの歴史的な経緯を踏まえつつ講義する。
表現の政治学文化的生産物の所有・帰属を定める法制度が,日常的なコミュニケーションや文化経験に及ぼす影響について,著作権を中心に考える。
表現ワークショップ論ワークショップとは何かについての概論と事例の紹介,また,それにまつわる知的財産権をはじめとする様々な問題について論じ,表現としてのワークショップの可能性を探る。
遊びと芸術ホイジンガやカイヨワなどの古典的な遊び論を学ぶとともに,生態心理学や発達心理学などの観点を取り入れながら,独自の「遊び論」を組み立てる。
先端表現演習A映像制作の基礎を課題制作を通じて習得する。ポータブルな撮影装置を用いた実写映像と,ストップモーションを用いたショートムービーの制作を行う。
サブカルチャー論われわれが日常的に接する文化的生産物が置かれた社会的文脈を,産業や制度,消費行動の側面から,主に音楽とマンガを題材として検討する。
空間表象論空間や立体を投影によって2次元に変換し,かつ表現するための方法を学ぶ。錯視や立体視など,人間の視覚システムに関するトピックにも触れる。
身体表現論我々の身体は意識的・無意識的に関わらず,常に様々なメッセージを放っている。この授業では舞踊史を辿りながら,身体表現の今日的意義を探る。
ヴィジュアル・コミュニケーション論コミュニケーションにおいて,ある概念を視覚的に具体化し伝達する方法やその表現について,人間の視覚情報処理に対する心理学的アプローチの視点から概説する。

主なコース専門科目

科目名科目概要
ファッション文化論演習ファッションやファッション文化研究に関する論文・著作の講読を行い,受講生各自が設定された主題のもとに研究発表を行う。
臨床舞踊論「臨床」という言葉は療法的な印象を与える語であるが,本授業では「現場に臨むこと」と広く捉え,様々な舞踊に主体的に関わる姿勢を学ぶ。
感性心理学概論感性にまつわる学問の背景と歴史,現在の研究事例を紹介し,科学的な感性研究へのアプローチとして主に知覚心理学や認知心理学の方面から概説する。
感性を測るヒトの感性やイメージといった,主観的で曖昧な心理現象に関するデータの収集や分析手法について,感性に関わる具体的な事例を通じて学ぶ。
音楽療法論その思想,歴史,即興技法などについて批判的な視点も交えながら進め,より新しいコミュニティ音楽療法などの新しいあり方についても考える。
立体造形論造形芸術の,主に彫刻の近代から現代までの作家の活動や作品に焦点をあて,その表現の意味と空間の変遷について考察する。
音楽理論420世紀初頭における西洋芸術音楽の語法の変容と分裂を概観した後,受講生各自が選択した作品を分析し,成果発表,レポートとしてまとめる。
音楽理論3バロック以降ロマン派までの西洋音楽のいくつかをサンプルとしながら,様々なパラメータの集合としての音楽様式と内容について解釈する。
映像論映像に関する諸問題を扱う。前半は『映像と社会』に沿って基礎知識を身につけることを主眼とし,後半は古典映画などの映像作品の鑑賞を中心にディスカッションする。
映像・メディア論演習洋書購読および演習。英米の映像やメディアに関する研究文献(英語)を選び,担当者に分担部分について発表してもらい,それをもとにディスカッションを行う。
音楽集団活動論全ての音楽表現にとって基本となる楽曲に対する研究を指揮者的立場から行い,実践に移すことを試み,アンサンブルをまとめる指揮法の一助とする。
社会調査法不適切な調査を行ったり,公表された調査結果を誤って解釈してしまうことのないように正しい社会調査の方法を身につけることを目指す。
ファッション文化論2西洋近代に始まるファッション・デザインの歴史を振り返り,主要な作品の解説を行うとともに,同時代の批評や歴史的評価について再検討する。
デザイン史2デザインと工芸における日英の近代運動という観点からウィリアム・モリスと富本憲吉を取り上げ,主としてその影響関係に焦点をあてながら論じる。
西洋音楽文化論演習西洋音楽文化論で習得した音楽史や文化史の知識および問題意識を前提にして,トピックに関連した外国語文献を精読する。後半は各人がテーマを選択設定し,研究・発表を行う。
西洋音楽文化論西洋の音楽文化の特性とその問題意識を前提に,毎年新たなトピックを設定し,テーマに沿って音楽芸術の表現様式の変遷と作品がもつ社会的,文化史的な意味を考察する。
都市と建築の20世紀演習「都市と建築の20世紀」で学んだことを履修者それぞれが自らの関心に引き寄せ,自分のテーマと授業テーマが交差する地点に課題を設定して研究発表する。
都市と建築の20世紀20世紀社会のさまざまな変革が都市や建築にどのような変化をもたらせたのか。計画や設計に携わる人びとのみならず,生活者の意識変容を通して考える。
デザイン史演習デザイン史研究のリサーチ・スキル(卒論レベル)の修得を目的とした演習。具体的には,受講生一人ひとりがテーマを設定し,小論文を作成する。

Updated: 2011/06/06 (Mon) 12:41