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乳幼児発達心理セミナー「母親は赤ちゃんをどのように抱っこするのか―情動、ラテラリティ、視覚の影響について」

開催について

日時
2011年1月7日 (金) 13:30~15:30
会場
神戸大学発達科学部 A317 子ども発達共同研究室 (A棟2階)
対象
どなたでも参加できます。
参加方法
事前に下記申し込み先までご一報ください。
主催
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 木下 孝司
お申し込み先・お問い合わせ先
メール: kino@【続けて「kobe-u.ac.jp」を入力してください】 (木下 孝司)

プログラム

タイトル 母親は赤ちゃんをどのように抱っこするのか―情動、ラテラリティ、視覚の影響について
講師 Celine Scola, Ph D. (Psy CLE Laboratory, University of Provence, France)
コーディネイター 大神田 麻子 氏 (日本学術振興会特別研究員)

お母さんが赤ちゃんを抱っこする際、左手で抱えることが多く、利き手や脳のラテラリティが影響していると指摘されてきています。ただそれだけではなく、Scolaさんは、母子の関係性、抱っこがなされる文脈や母親の情動といった要因も抱っこの仕方に影響を与えていることを明らかにしています。さらに最近では、赤ちゃん自身の顔知覚の特性も抱っこの状態と関連していることを示す実験データを出されています。

抱っこという、日頃よく目にする現象から、脳の働きと社会的関係性が交差しながら進展する人間発達を深める契機となることが期待できます。

Updated: 2010/12/24 (Fri) 22:48