2009年度オリエンテーション合宿: 学外連携協力団体 担当者からのコメント・ご感想
(順不同)
NPO法人 アマモ種子バンク / 芳田 利春さん
芳田 利春さん
少人数のグループに分かれての意見交換でしたが、肩肘を張ることもなく、楽しかったです。
話題は「これまで行ってきた学外活動は?」でしたが、皆さんいろんな活動 (NPO法人のスタッフ、身障者の方の介護・補助など) をされているのには驚きでした。私自身振り返ると、社会貢献という考えはなく、学外にはアルバイトかデモに出かけた以外には思い出せませんでしたので。また、グループの半数近くの方が社会人入学の方で、在学期間は1年とのこと。学業と生活を考えると、2年でも厳しく、新たに社会貢献活動を始めるのは大変だと思います。そこで、皆さんの社会貢献活動が学業または生活の一部としてあればよいのでは? 現場でのアンケート、ヒアリングなどの調査でデータの蓄積を市民活動団体と行うことも? このような視点で、団体の活動を会報、ホームページなどで参照し、アプローチすることも考えてみて下さい。
スペシャルオリンピックス日本・兵庫 神戸プログラム / 田中 一行さん
田中 一行さん
合宿、お世話になりました。残念ながら、まだ問合せは1通も来ていません。院生がいろいろな活動をやっているのはわかりました。大学の先生の中には消極的よりも、「それが何の役に立つんだ」という立場の先生もおられることも分かりました。いろいろ、乗り越える壁はありそうですが、大学院GPのスタッフも皆さんが、各団体の活動を体験するところから始めてはどうでしょうか? 院生との関わりも変わってくるように思いました。
NPO法人 ひょうご森の倶楽部 / 山下 広行さん
院生のみなさんが既に様々な正課外活動をされていることに感心しました。ただ、私が参加したグループでは環境に関連した活動に参加されている方はなかったようです。今回の合宿をきっかけに環境活動にも関心を持ち、参加される方が増えればうれしいです。団体としては、もう少し多くの方に、きちっと伝えられる時間がほしかったと思います。
NPO法人 神戸アスリートタウンクラブ / 藤田 修一さん
藤田 修一さん
多様な研究テーマを掲げる学生の方々とお会いでき、意見交換ができたことに感謝申し上げます。ボランティア・市民活動団体と院生、という交流のみでなく、研究領域の異なる院生同士の交流も図られ、非常に有意義な時間であったように思います。M2の皆様、GPスタッフの皆様、事前のきめ細かな準備から当日のファシリテーションに至るまで、本当にお疲れ様でした!! 個々のスタイルで様々な活動に従事してこられたことが伺えましたが、その経験を活かし、地域とつながり、自らの発想でまちを変えていただきたく、皆様からのご提案を期待いたしております。ふれてみる、しってみる、やってみる、健康まちづくりの活動に参画していただける方、歓迎です。入り口は広く、なおかつ責任・やりがいを感じていただけるような環境及び繋がりを構築できればと思います。
(財) ひょうご環境創造協会 ひょうごエコプラザ / 衣川 千晶さん
衣川 千晶さん
大学院生の皆さんが、NPOの活動や運営の仕方などに関心を持っておられたことが興味深かったです。また正課外活動に、多くの皆さんがこれまでかなり取り組まれていることに驚きました。このような正課外活動を奨励し、また認定をしてもらえるという仕組みはとても良いと思いますし、研究にはもちろん、今後社会に出られても必ず活かせてくることだと思います。忙しい中での活動は大変だと思いますが、私どもがその何らかのお手伝いができれば幸いに思います。
NPO法人 明石NPOセンター / 野村 明伯さん
私の場合、若い院生との年齢のギャップもあり、少し話しづらかったのではないかと懸念しております。それと、お話しの時間が短かったことも大きな要因ではなかったでしょうか。私としては、各々の院生がどのような浪漫をもっていて、その浪漫に向けて、どのような努力をしているかが最大の関心事だったのです。そうした話し合いが持てればお互いに理解が深まり、優秀な若者との交流も深まったものと思います。
ひょうごボランタリープラザ (兵庫県社会福祉協議会) / 福島 真司さん
福島 真司さん (右)
- 全体に時間が短い (各団体の活動報告・交流の時間とも)。
- 意見交換時のテーマ「過去に取り組んだ社会活動」については事前に参加者アンケートでも把握できるので、短い全体スケジュールの中で時間を取るより、各団体の活動紹介に当てた方が良かったのではないか。
- また、アンケートにより院生の興味のある活動を調査することにより、参加を呼びかけるNPO団体等を絞り込むことが可能になり、院生の活動促進に繋がることが期待される。
- 院生の活動参加状況を覧ながら、第2回目のマッチングの機会の設定も考えられるのでは。
- その場合、実際の団体の活動場所を訪問する体験や、活動の状況を写真や映像で見せる方法が効果的か。
- また、院生等の活動実践者 (先輩) の体験を披露するという方法もある。
実践自然保護団体 日本熊森協会 / 清野 和彦さん
清野 和彦さん
大学院GP合宿に参加された一人一人が、それぞれに貴重な興味関心を持って研究に取り組まれようとされていることを知りました。
私たち日本熊森協会が取り組む、全生命を支える奥山の保全復元は、あらゆる学問の枠や信条を超えた多くの方の参加が必要不可欠です。なぜならば、私たちの活動は、人間が自然を一方的に利用し、操作する文明から、全生命が尊重される持続可能な文明への大転換を目指す活動であるからです。この度の合宿に参加された方が、未来の子供達の笑顔のために立ち上がり、私たちの活動の輪に加わってくださることを願って止みません。
Updated: 2009/05/12 (Tue) 15:23