本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]

神戸大学発達科学部 人間行動学科 行動発達論コース

加齢にともなう人間の行動の「発達」と「適応」を学際的に探求

年齢とともに人間の行動はいかに発達し,人間はどのように社会に適応していくのでしょうか。人間の行動の発達にはどのような個人的・社会的課題が存在し,どのようにすればそれらの課題を解決でき,人間行動の発達を促進できるのでしょうか。行動発達論コースでは,そうした疑問や関心に答えられるように,人間行動の発達と適応に関する仕組みや原理を学び,現実のさまざまな人間行動を多角的に解明,理解する能力と実践力を身につけ,人類社会に貢献しうる学生の育成を目指しています。 行動発達論コースでは,以下に示すような学際的・総合的な4 つの学習目標を設定しています。1) 人間の行動を生体メカニズムから社会・文化的行動まで総合的に理解する能力を身につける。2)人間の行動を発達論的観点と社会・文化的観点から分析的に理解する能力を身につける。3) 人間の行動を自然科学と社会科学の両面から観察・解明する方法を習得する。4) 人間の行動と環境との関係についての理解を深める。 これらの学習目標を達成するために,このコースでは,応用生理学,環境生理学,身体運動科学,加齢体力学,社会学,社会心理学,行動適応学,実験心理学,ジェロントロジー,アクティブエイジング研究,スポーツプロモーションなど行動発達に関わる諸領域の理論と方法を学び,実践力を養います。 現代の人間や社会が抱えている多様な課題に情熱を傾けて意欲的に取り組む学生,そして人間行動に関わる未知の分野を積極的,自主的に開拓する意欲のある学生を待っています。

学生の声

人間行動を通して発達・適応を科学する。素敵な仲間と共に!

写真
中田久美子 さん(行動発達論コース4 年生)

行動発達論コースで,人間行動の発達・適応を様々な角度から研究しています。その中で私はスポーツプロモーションを専攻しています。所属するゼミでは,スポーツの振興方法を科学する研究の一環としてスポーツイベントの企画・運営を行っています。このコースの最大の魅力は「素敵な人」がたくさんいる事です。卒業研究発表会などの場面ではきちんと意見を述べ合い,発表会を良いものにしようと協力しあっています。またコース研修では,みんなで鍋を食べスポーツをして,仲良く遊ぶこともあります。公私ともに家族のように仲が良く,いつも元気をもらえました。先生方も親のように私たちに様々な事を教えてくれます。将来の事を考え進むべき道に対するアドバイスをしてくださり,生徒に真剣に向き合ってくれる先生ばかりです。このコースで自分の興味のある勉強ができること,私を支えてくれる仲間がたくさんいることに本当に感謝しています。

過去版

スタッフとカリキュラム

スタッフと研究分野・研究テーマ

氏名職名研究分野・研究テーマ
岡田 修一
(おかだ しゅういち)
教授【加齢の身体運動科学】
高齢者の立位バランス能力の多角的な分析・評価,及びその知見に基づいた転倒予防法の開発と効果判定に関する研究を行っています。
小田 利勝
(おだ としかつ)
教授【社会学,ジェロントロジー (老年学),地域研究】
人間は,なぜ,そうした行動をするのか,しないのか。様々な場面における人間行動の不思議を社会調査と行動科学の理論に基づいて解明します。
近藤 徳彦
(こんどう なりひこ)
教授【応用生理学,運動生理学,環境生理学】
物理的な外部環境の変化や運動に対するヒトの呼吸・循環・体温調節機構の適応を,生理学的観点から検討し,ヒトのからだの不思議にせまります。
長ヶ原 誠
(ちょうがはら まこと)
准教授【スポーツプロモーション,健康行動科学,ジェロントロジー】
成人・中高齢者を対象とした健康増進やスポーツ振興をテーマとして,健康的かつ活動的に年齢を重ねていくための支援方法を探究しています。
増本 康平
(ますもと こうへい)
准教授【高齢者心理学,実験心理学,認知心理学】
ひとの記憶・注意・感情・思考といった認知機能の仕組みや,加齢によるそれら認知機能の変化について実験心理学的手法を用いて研究しています。

カリキュラム

行動発達論コースのカリキュラムをご覧ください。

卒業と進路

卒業研究テーマ

行動発達論コースの卒業研究テーマをご覧ください。

主な進路

行動発達論コース 卒業生の進路 (神戸大学発達科学部人間行動学科)をご覧ください。

主な資格免許の取得状況

行動発達論コース 資格免許の取得状況をご覧ください。

Updated: 2011/06/24 (Fri) 16:23