本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]

表現創造論コースのカリキュラム

カリキュラムの流れ

授業科目

学部共通科目

科目名科目概要
発達科学への招待(▲データ準備中)

学科共通科目

科目名科目概要
コミュニティー音楽新しい音楽の形として欧米で始まったものであるが,これからの音楽を学ぶ基礎として,「音を聴くこと」から出発してさまざまな遊びや活動を行う。
合唱表現演習歌うことは身体に良い影響を与え,良い声を作り,人生までも変える。ハーモニーが生まれた時の喜び,集団活動の中での個の大切さを演習の中で学ぶ。
声楽表現概論声を使った表現の基本である呼吸法の基本を身につけ,語りから歌へと繋げながら,豊かな声楽表現とは何かを理論と実践を交えて学ぶ。
音楽理論2音楽の構成要素の一つとしてのハーモニー理論の講義と実習である。既存の楽曲の分析や編曲の演奏実習も行い,理論・実践を通じた音楽の総合的理解に繋げる。
音楽理論1音楽を構成する要素は様々あるが,「音」そのものがどのように組織され「音楽」化されるかという過程を理論として学習する。「音楽概論」の理論的内容が中心となる。
創造の発想とプロセス「Don't think! Feel ! ! 」がこの授業のテーマである。考えていては大事なものを逃してしまう。五感(身体)全体を使い,描き作り,表現する。
メディア論現代社会で利用されているさまざまなメディア(活字・映像・デジタル等)について,歴史・制度・産業としての規模や影響力といった点から概説する。
舞台芸術論舞台芸術は歴史の鏡であり,「生み落とされた時代」と「上演される時代」との対話の場である。総合芸術としての「音楽劇」に表象される芸術思想を,歴史的,文化史的コンテクストから考察する。
ファッション文化論1「ファッション」という観点から近現代の表現文化・身体文化・視覚文化を捉え直し,現代社会におけるファッションの役割について考察する。
都市・建築文化論都市はさまざまな表現活動の舞台となってきた。美術や音楽,そして写真,映画,百貨店,博覧会…。近代における表現文化と都市との関係を考える。
デザイン史1主として英国の近代産業社会の誕生から現代に至るまでのデザインについて,スライドおよびヴィデオを適宜使用しながら,社会的,文化的文脈から論じる。
アートマネジメントアートマネジメントは芸術と社会をつなぐ方法論と言える。具体的事例を通じてマネジメントの基礎知識とその応用について学び,社会における芸術の役割を考察する。
人間の発達と表現それぞれのゼミにおいて各自が取り組んでいる研究テーマについて,卒業研究に向けての発表と議論の場である。ゼミ及びコース単位で運営される。
臨床・感性表現概論音楽療法やダンス療法など,芸術あるいは表現療法領域の基礎的な概論と事例の紹介,また,感性心理や量的リサーチの基本的な知識,技術に関する授業を行う。
表現創造概論芸術作品の創造とその表現に関わる事柄について,コース教員が全員関わり,それぞれの分野から様々な観点でオムニバス形式により論じる。
表現文化概論建築,音楽,ファッション,メディア,デザインなど,表現文化論コース各教員の研究トピックの紹介を通して,表現文化研究の概要と楽しみを伝える。
発達支援論研究(学科共通科目)ヒューマン・コミュニティ創成研究についての関心を得て,入門的な知識について学び,具体的な専門領域における支援の方法について考える。
子どもの表現この授業では,子どものための美術館での対話を基本とした美術鑑賞と作品制作についての実践を紹介しながら,子どもの美術鑑賞に関する理解を深める講義をする。
身体文化論世界中に遍在してきた身体にかかわる文化の意味を比較文化史の手法を援用しながら解読し,現在の身体文化のあり様に対する理解を深める。
生涯学習論ユネスコの提案した生涯教育理念,イリイチの脱学校論,フレイレの被抑圧者の教育学,ノールズの成人教育学など,幅広く生涯学習の理論を紹介する。
心理学入門現在多様な広がりをみせる心理学とその関連領域について,感覚・知覚心理学と発達心理学を中心にそれぞれの歴史的な経緯を踏まえつつ講義する。
表現の政治学文化的生産物の所有・帰属を定める法制度が,日常的なコミュニケーションや文化経験に及ぼす影響について,著作権を中心に考える。
表現ワークショップ論ワークショップとは何かについての概論と事例の紹介,また,それにまつわる知的財産権をはじめとする様々な問題について論じ,表現としてのワークショップの可能性を探る。
遊びと芸術ホイジンガやカイヨワなどの古典的な遊び論を学ぶとともに,生態心理学や発達心理学などの観点を取り入れながら,独自の「遊び論」を組み立てる。
先端表現演習A映像制作の基礎を課題制作を通じて習得する。ポータブルな撮影装置を用いた実写映像と,ストップモーションを用いたショートムービーの制作を行う。
サブカルチャー論われわれが日常的に接する文化的生産物が置かれた社会的文脈を,産業や制度,消費行動の側面から,主に音楽とマンガを題材として検討する。
空間表象論空間や立体を投影によって2次元に変換し,かつ表現するための方法を学ぶ。錯視や立体視など,人間の視覚システムに関するトピックにも触れる。
身体表現論我々の身体は意識的・無意識的に関わらず,常に様々なメッセージを放っている。この授業では舞踊史を辿りながら,身体表現の今日的意義を探る。
ヴィジュアル・コミュニケーション論コミュニケーションにおいて,ある概念を視覚的に具体化し伝達する方法やその表現について,人間の視覚情報処理に対する心理学的アプローチの視点から概説する。

主なコース専門科目

科目名科目概要
リトミック音楽教育の一方法であるリトミックの概要を知ることを目的とする。初歩的な導入段階を学習しながら,リトミックの教育方針を体験する。
映像・メディア論演習洋書購読および演習。英米の映像やメディアに関する研究文献(英語)を選び,担当者に分担部分について発表してもらい,それをもとにディスカッションを行う。
舞踊創造論演習コンテンポラリーダンスを「踊る・創る・観る」経験を通して,身体表現の多様な可能性を探求し,創造の瞬間をつかみとることを目指す。
舞踊創造論今この瞬間にもどこかで生まれる新しいダンス。一般にコンテンポラリーダンスと呼ばれるそれはどのようなものか,そもそもダンスとは何かを考える。
先端表現演習B日常見かける何気ない物を基点にして,その物の物理的特性やそこから広がる多様なイメージを鋭敏に感じ取り,その感性を生かして作品へと展開させる。
絵画表現論絵画とは歴史上どう展開し,また継承され,現在もなお生き続けているのか?「神」も「額縁」もいらなくなった近代から現代の絵画の真相に迫る。
絵画表現偶然性を必然性に結びつける,カオスから方法論をクリエイトする,そうした「描く(表現する)」ダイナミズムを一緒に体験しよう。
立体造形論造形芸術の,主に彫刻の近代から現代までの作家の活動や作品に焦点をあて,その表現の意味と空間の変遷について考察する。
立体造形立体造形の基本的な技法や材料について,制作実習をとおして体験する。そのことによって,造形に関する幅広い応用への基礎力を養う。
音楽理論6音楽理論5より継続し,受講生の卒業研究に向けた課題設定・調査・資料の精読などをしながら,学期末の研究発表に向けた準備を行う。
音楽理論5音楽作品を取り巻く様々な要素とその解釈について,関連する諸学問領域における理論を参照しながら,受講生各自の研究分野に即した方法を検討する。
音楽理論420世紀初頭における西洋芸術音楽の語法の変容と分裂を概観した後,受講生各自が選択した作品を分析し,成果発表,レポートとしてまとめる。
音楽理論3バロック以降ロマン派までの西洋音楽のいくつかをサンプルとしながら,様々なパラメータの集合としての音楽様式と内容について解釈する。
声楽表現演習2独・伊の歌曲を題材に,イタリア歌曲では,メロディーラインと息の流れの関係を,ドイツリートでは,音楽とことばのかかわりを学ぶ。
声楽表現演習1日本の歌曲を題材に,詩を読みこなし,それをどのように表現に結び付けていくのかを実践を交えて学ぶ。
室内楽ピアノ二重奏をはじめ,ピアノと他の楽器による二重奏や三重奏等の室内楽曲,更には協奏曲等の研究を通して,アンサンブルの豊かな楽しさを追究する。
ピアノ演奏演習2ピアノ演奏演習1で習得したことをさらに発展させて,楽曲に内在する知・情・意を的確に把握・表現し,演奏における自己表現の可能性を探る。
ピアノ演奏演習1二次元に記された音符を自己に根ざした実際の音として三次元の時空に甦らせ,独自の音楽を構築して,演奏における表現創造の方法及び可能性を追究する。
ピアノ演奏概論ピアノの多声楽器としての特性と,ピアノ演奏に見られる様々な表現創造の様態について学び,演奏という行為に内在する諸問題について考察する。
合奏表現演習アンサンブルは音楽表現の中でも多くを占める。当演習では実際にアンサンブルを行うなかで,曲へのアプローチ・表現法および指導法の研究を行う。
音楽集団活動論全ての音楽表現にとって基本となる楽曲に対する研究を指揮者的立場から行い,実践に移すことを試み,アンサンブルをまとめる指揮法の一助とする。
表現創造演習4・総合これまでの表現創造演習の授業を踏まえ,発表に直結した準備(制作)と運営を行う。また,活動の評価や発表記録の整理など,事後に行うべきことも実習する。
表現創造演習3・制作「表現創造演習4・総合」に向けた制作を行う。試作・試演などを通じて,想定される問題とその解決策を探りながら,各自の担当作業を進める。
表現創造演習2・運営「表現創造演習1・企画」において決定した内容に適した運営組織,発表場所の確保や折衝,広告方針などを決め,実現に向けた条件や環境を整備・把握していく。
表現創造演習1・企画様々なパフォーマンスやインスタレーションを「知る・見る・体験する」ことからはじめ,学生独自の企画を「発想」しプレゼンテーションする実習である。

Updated: 2011/06/06 (Mon) 12:40