本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]
生活環境論コースのカリキュラム
カリキュラムの流れ
授業科目
学部共通科目
科目名 | 科目概要 |
---|---|
発達科学への招待 | (▲データ準備中) |
学科共通科目
科目名 | 科目概要 |
---|---|
発達支援論研究(学科共通科目) | ヒューマン・コミュニティ創成研究についての関心を得て,入門的な知識について学び,具体的な専門領域における支援の方法について考える。 |
エコロジー論 | 「人間環境と自然・社会・発達」という総括的テーマで,現代の自然環境破壊・保全に関わる諸問題を,人間環境学・人間発達論的視点から考察する。 |
生活環境概論 | 私たちの暮らしをとりまく環境が実際の人間生活に及ぼす問題について,生活空間,生活技術,生活資源という三つの観点から,総合的に概説し考察する。 |
数理情報環境概論 | 急速な発展,変化をとげる様々な情報環境(コンピュータや情報ネットワークなど)に関わる諸問題に取り組む数理情報環境論の全体像を講義する。 |
自然環境概論 | 人類をとりまく自然環境を宇宙・地球・生命の発展史という観点から眺め,その視点から人類と自然との関わりと現代の自然環境問題を考える材料を提示しつつ論じてゆく。 |
人間環境学概論 | 人間と環境との関係に関わる問題として自然環境破壊をとりあげ,それを人間環境学科の四つのコースに属する教員がそれぞれの専門領域の立場から検討する。 |
高齢者環境論 | 環境が人間活動の意味(心理)に及ぼす影響を考察しながら,高齢者福祉環境において,生涯にわたる人間の発達とそれを支える環境づくりを再考する。 |
環境モデリング入門 | 環境問題を自分なりに理解するために,簡単な数学的なモデルを組み立て取り扱う方法を,いくつかの具体的な環境問題を題材として学ぶ。 |
統計の考え方 | 現代社会は,情報が溢れていると言われる。これらは,すべてデータ化して客観的に取り扱うことが望まれる。このような統計の考え方を基本から解説する。 |
社会環境概論 | 現代の日本と世界に現れつつある社会環境の実態を,「グローバリゼーション」という用語を切り口に検証しながら,そこでの問題の構造を多面的に議論する。 |
主な共通専門基礎科目
科目名 | 科目概要 |
---|---|
日本史 | 日本古代の文献「風土記」を素材に地域に残される景観,地名,民俗,信仰などの地域遺産を視野に入れながら古代の地域生活史を点描する。 |
社会学 | マックス・ウェーバーをはじめとする社会学の諸理論をもとに,合理的なはずの近代社会で生きる人々が抱えてしまう矛盾と困難について考える。 |
外国史 | 19世紀から現代にいたるヨーロッパおよびアメリカ歴史を概観する。構成は,近代の形成,近代の矛盾,近代の変容,近代から現代へ,である。 |
人文地理学 | 地理学の性格・基本概念について考え,その学問的な発展動向を展望した後に,都市地理学の領域をとりあげ,その研究成果について検討を加える。 |
政治学 | 現在の発展途上諸国家の政治状況をどのように見たらよいかを検討する。発展途上国の現状をこれまでの西洋社会中心の「政治思想」「政治学体系」で説明しうるのかどうかがポイントである。 |
経済学 | 経済学の基礎理論をスミス,ケネー,リカード,マルクス,ケインズ等の学説に遡りながら解説し,現代経済の理解に必要な分析ツールを整理する。 |
法律学 | 法とは何か(法の分類・法の歴史・法の体系・法の解釈)の後,訴訟制度(刑事訴訟・行政訴訟・民事訴訟・憲法訴訟)について講じ,最後に国際法について取り上げる。 |
数理統計学 | 確率変数とその期待値などの初等確率論と点推定・区間推定・仮説検定などの統計推測の利用方法,および誤差評価表について講義する。 |
微分積分学2 | 理系学部の学生等,専門分野で比較的高度な数学を必要とする学生を対象に,1変数関数に関する広義積分や多変数関数の積分である重積分について学ぶ。 |
微分積分学1 | 理系学部の学生や比較的高度な数学を必要とする学生を対象に,1変数関数の微分に関してテイラーの定理,および多変数関数の微分である偏微分について学ぶ。 |
微分積分学入門 | 文系学部の学生や高度な数学を必要としない学生を対象に,関数の変化の仕方を求める微分,関数の変化の仕方に対して元の関数を求める積分について学ぶ。 |
線形代数学2 | 理系学部の学生や比較的高度な数学を必要とする学生を対象に,n次元ベクトルや行列に関する数学的理論(行列式,線形写像,固有値など)について考察する。 |
線形代数学1 | 理系学部の学生や比較的高度な数学を必要とする学生を対象に,n次元ベクトルや行列に関する数学的理論(連立1次方程式,逆行列,ベクトル空間など)について学ぶ。 |
線形代数学入門 | 文系学部の学生や高度な数学を必要としない学生を対象に,複数の項目の値(3次元までのベクトル)を,行列を使って効率よく扱うための数学的理論について学ぶ。 |
基礎地学 | 人間の住む地球とそれを取り巻く環境を理解するために,太陽系と地球,地球の内部構造,地球表面の変動と地震,大気と海洋など,地学の基礎を学ぶ。 |
生物学III | 生命の起源と進化,生物の多様性と分類,微生物,動物および植物の世界を概観し,光合成,生物のエネルギー生産の仕組みなどについて学ぶ。 |
倫理学 | 具体的な問題(「テロと報復」,DVなど)を題材として,思想家たちの言葉を手がかりに,現代における自己と他者との関係のあり方を探る。 |
生物学II | 生命の基本単位である細胞の特性,それが個体としての多細胞生物の構造や機能にどのように反映され,さらに生物多様性がどのように成立するかを学ぶ。 |
生物学I | 分子・細胞・個体・集団・種レベルにおいて,生命現象がいかにとらえられているかを,微生物を含む動・植物それぞれの分野について学ぶ。 |
有機化学基礎 | 有機化学における化学結合,立体化学,および反応について基礎を学ぶ。多様な有機化学反応の統一的把握を目指し,生活に関連する話題も取り上げる。 |
無機化学基礎 | 物質の性質は,原子の種類と原子間の結合様式によって決まる。物質の性質を理解するために必須の「原子構造」と「化学結合」を詳しく解説する。 |
物理学実験 | 物理学の各分野(力学,電磁気学,光学,原子物理学,実験技術)に関する基礎的実験を行う。現象を体験し,実験技術を修得し,物理学の理解を深める。 |
物理学C4 | 自然現象を理解するための基礎として,マックスウェル方程式,電磁波および,現代物理学(特殊相対性理論,量子力学入門)を学ぶ。 |
物理学C3 | 自然現象を理解するための基礎として電磁気学(電場,磁場,電気回路,マックスウェル方程式等)を学ぶ。 |
物理学C2 | 自然現象を理解するための基礎として波動,熱など(弾性体,流体,固有モード,共鳴,熱力学,統計力学等)について学ぶ。 |
物理学C1 | 自然現象を理解するための基礎として力学(ニュートンの3法則,運動方程式,振動,保存力とポテンシャル,エネルギー・運動量の保存等)を学ぶ。 |
物理学B3 | 自然現象を理解するための基礎として波動,熱など(流体,振動,波動,熱力学,統計力学等)について学ぶ。高校での物理の履修を前提としない。 |
物理学B2 | 自然現象を理解するための基礎として電磁気学(電場,磁場,電気回路等)を学ぶ。高校での物理の履修を前提としない。 |
物理学B1 | 自然現象を理解するための基礎として力学(ニュートンの3法則,エネルギー保存,運動量の保存等)を学ぶ。高校での物理の履修を前提としない。 |
主なコース専門科目
科目名 | 科目概要 |
---|---|
生活環境共生論演習 | 地域環境施策を対象としたライフサイクルアセスメント手法の応用方法について習熟する。特定の課題を通じた演習を行う。 |
植物環境学演習 | 環境バイオテクノロジー先端研究の具体的事例について英文論文を読み,理解し,議論する。 |
動作解析コンピュータ演習 | 日常生活動作について身体機能や力学的に考察するため,動画や荷重の計測,センサの使い方,分析方法をパソコンで演習しながら習得する。 |
衣環境学演習 | 生活の中で使用される繊維製品の快適性能や環境問題とのかかわり,衣生活と生活文化など,衣にかかわるテーマを選定し,発表と討論を行う。 |
生活環境緑化論演習 | 生活環境の緑化に関する文献の講読,要旨作成,発表,質疑応答を行い,専門的知識の習得,併せて,プレゼンテーション能力の育成を図る。 |
生活環境心理学演習 | 生活環境が人間に及ぼす影響,快適な生活空間のあり方という視点から心理学的にアプローチする。学生自身の興味にもとづくテーマで班別に演習していく。 |
生活空間計画論演習 | 住宅・コミュニティ・都市・地域などの生活空間の計画について,何らかの特定の主題を設定し,それについて文献講読と討論を行う。 |
食環境学実習 | 微生物学実験や食品添加物の定性実験を行って食品衛生の知識を身につける。また調理科学・食品加工学の視点を養う目的で調理や食品加工実習を行う。 |
植物環境学実験実習 | 生活の中での植物環境学に関する技術(作物,花の栽培実験,組織培養実験,緑地の設計・評価・施工など)について実験や実習を通じて学ぶ。 |
ヒューマンエレクトロニクス実験 | 異なる光源を用いた照明環境下で光強度の周波数スペクトルの違いを比較することにより,身近な存在になりつつある LED 照明の特徴について考察する。 |
生活環境メカニクス実験 | 生活動作や人間特性に関する問題を取り上げて,計測方法の考案,実験と力学的分析,シミュレーションをとおして,力学的理解を高める。 |
衣環境学実験 | 繊維,糸,布の観察及び材料実験を行うとともに,着心地に影響を及ぼす衣服内気候,衣服圧,布の風合いを測定し,感覚と材料特性の関係について理解する。 |
食環境学実験 | 食品や水を対象とした定量分析実験を通して,環境計測の手法を身につける。滴定による容量分析や,高速液体クロマトグラフィーによる機器分析を行う。 |
生活環境共生論2 | 環境問題を定量的側面から評価し,改善策を見出す手法であるライフサイクルアセスメントについて解説し,製品等を対象とした本手法の適用方法を学ぶ。 |
生活環境共生論1 | 我が国における重要な環境政策である,循環型社会,低炭素社会,自然共生社会について解説し,我々の生活が環境に及ぼす影響やその解決策を学ぶ。 |
栄養学 | 栄養と健康に関する基礎的事項を幅広く取り上げ,日常の食生活と人々の健康との深い関わりを認識する。現実の食生活を評価できる力を身につける。 |
植物環境学2 | 環境バイオテクノロジー先端研究を理解するにあたっての情報収集ならびに議論の方法について講義する。 |
食環境学2 | 食環境学の理解に必要な食品学の基礎を学ぶ。代表的な食品成分について主に化学的側面から説明し,食品貯蔵や発酵・加工食品の原理について述べる。 |
生活エネルギー機器論 | 生活に利用されている最新のエネルギー機器に関する文献や書籍を購読し,受講生自らがこれに関わるテーマを設定して口頭発表と討論を行う。 |
生活環境電子計測論2 | 生活環境における諸特性を理解するために,論理回路,A/D・D/A 変換器,ディジタル計測等の基礎について,電子応用計測の実例を挙げながら講述する。 |
衣環境学2 | 被服の歴史やファッションの変遷について解説し,被服の心理的な意味を理解する。また被服が個人と社会に及ぼす影響について学ぶ。 |
生活環境メカニクス2 | メカニクス1の基礎知識をもとに,身体の力学と計測方法を理解し,動力学解析や設計へと応用し,動作と機器に対する力学的考察力を高める。 |
生活電気・機械 | 生活者のためのエレクトロニクスおよびメカニクスについて概説する。また,それらの内容に関連する文献や書籍を購読し,最新トピックスについて学ぶ。 |
住宅設計論 | 住宅・住環境の設計手法を講述したうえで,小グループによるコーポラティブ住宅の設計を指導し,空間の組み立て方に関する理解を促進する。 |
生活環境緑化論2 | 生活環境における諸特性を理解するために,論理回路,A/D・D/A 変換器,ディジタル計測等の基礎について,電子応用計測の実例を挙げながら講述する。 |
生活空間計画論2 | 住居の設計・デザイン,住宅市場と住宅政策,住空間の再生について述べ,住居を中心とする生活空間計画のあり方を考える。 |
植物環境学1 | 生活の中での環境バイオテクノロジーに関する事項について講義する。テーマは植物の環境応答,遺伝子組換えと安全性評価である。 |
食環境学1 | 情報があふれる現代において「食の安全」をどう捉え,考えたらよいかについて講義する。「食生活が生み出す環境問題」についても述べる。 |
生活環境電子計測論1 | 生活環境における諸特性を理解するために,電気的諸量の測定法,演算増幅回路,センサ・インタフェース等の基礎について,実例を挙げながら講述する。 |
生活環境メカニクス1 | 設計や計測で用いる力学用語や原理,力・荷重の基礎知識について概説し,生活機器や用具の機能性や安全性について理解する。 |
衣環境学1 | 持ち運びできる環境である衣服の着心地を科学的に捉える方法について解説する。また衣生活が環境に及ぼす影響に関して講述する。 |
生活環境緑化論1 | 植物が生活環境において果たしている働き,生活環境の緑化体系および特殊環境の緑化上の課題などについて詳述する。 |
生活環境心理学 | 生活環境が人間に及ぼす影響,快適な生活空間のあり方という視点から心理学的に展開する。心理的アメニティ,空間認知行動をモティーフとする。 |
生活空間計画論1 | 都市空間の計画を中心とした生活空間計画について,その理論と実践の変遷を解説し,あわせて現代都市の構造再編に関して講述する。 |
生活環境調査法 | 生活環境について研究を行うための基礎的な技術として,さまざまな調査法を体系的に学習し,修得する。 |
生活環境基礎実験 | 生活環境にかかわる実験・実習を行い,身につけておきたい「基礎的な実験手法」や「データの取り扱い方」「安全管理の知識」などを学ぶ。 |
現代生活論 | 経済,家族,性,労働,社会政策にかかわる今の社会の「主流秩序」を意識し,それに対抗するオールタナティブな生き方(生活スタイル)を考える。 |
生活環境共生論実習 | 学生が興味を持っている環境問題を題材として,環境負荷の定量化方法や改善方法を,実習を通じて学び,発表と討論を行う。 |
Updated: 2011/06/06 (Mon) 12:34