本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 人間環境学専攻 【博士課程後期課程】 環境先端科学講座 (連携)
環境科学の先端を拓く研究機関との連携による教育・研究
人間環境学専攻には,博士課程後期課程の連携講座として「環境先端科学講座」が設置されています。この講座は,体系的教育を行う大学院と環境科学の先端的研究を推進する中核的研究機関の連携を通じて,次代の環境科学を担う人材を養成することを目的とします。現在,大気環境科学,健康工学の2 分野について,国立環境研究所,産業技術総合研究所との連携のもとで環境科学の基礎から実践にわたる教育と研究を行っています。具体的研究テーマとしては,大気中のオゾンおよびエアロゾルの生成・消滅に係わる化学過程の研究,温室効果ガス濃度の増加とその変動要因の解明,生体および環境分析への応用につながるマイクロ分析システムの研究開発,ナノバイオテクノロジーを利用したバイオセンサやマイクロ流体デバイスの研究開発と環境汚染や生体ストレス応答モニタリングの実証研究に関する研究などがあります。
スタッフとカリキュラム
スタッフと研究分野・研究テーマ
氏名 | 職名 | 担当 | 研究分野・研究テーマ |
---|---|---|---|
今村 隆史 (いまむら たかし) | 教授 | - 後期課程 | 【大気化学,化学反応論,光化学】 大気中でのオゾンや微小粒子の生成・消滅反応,オゾン層破壊機構,および大気中での化学物質分布やその変化と気候変動の関係について研究しています。 |
永井 秀典 (ながい ひでのり) | 准教授 | - 後期課程 | 【マイクロ流体工学】 単一細胞から遺伝子を高速に増幅する技術や,イムノアッセイ及び電気泳動等の分析技術をオンチップ化したマイクロ分析システムに関する研究を行っています。 |
向井 人史 (むかい ひとし) | 教授 | - 後期課程 | 【環境化学】 温室効果ガス濃度の増加とその変動要因の解明,人間活動による環境中の汚染物質等の物質循環や濃度変化の検出,越境大気汚染に関する科学的知見の集積に関する研究を行っています。 |
脇田 慎一 (わきだ しんいち) | 教授 | - 後期課程 | 【環境分析化学,ナノバイオ計測工学】 ナノバイオテクノロジーを利用したバイオセンサやマイクロ流体デバイスの研究開発と環境汚染や生体ストレス応答モニタリングの実証研究に関する研究を行っています。 |
主な授業科目と概要
科目名 | 科目概要 |
---|---|
*大気環境科学特論 | 国立環境研究所地球環境研究センターにおける各種大気の観測および分析現場での見学実習ならびに温暖化に関する科学的諸問題の検討を行う。 |
*大気化学特論 | 大気中での物理・化学プロセス(大気での様々な現象の関わりの観点から)に関して講義し,国立環境研究所においての,大気中での化学反応模擬実験の見学実習を行う。 |
*環境ストレス科学特論 | 地域環境,地球環境に続く生活環境,人間環境を体系化した最前線の環境科学とナノバイオテクノロジーを用いた最先端のバイオチップ研究を解説する。 |
*生体環境先端計測特論 | スケール効果により表面力が支配的となるマイクロ分析システムの原理や特徴を論ずると共に,生体及び環境分析への応用例と展望について概説する。 |
Updated: 2011/06/24 (Fri) 16:30