本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]

2010年度オープンキャンパス: サイエンスショップのプログラム詳細

サイエンスカフェは,科学者などの「専門家」と一般の「市民」が飲み物を片手に気軽に科学などの話題について語り合う新しいコミュニケーションの場で,発達科学部のサイエンスショップでは,神戸を中心とした各地でその開催に取組んでいます。オープンキャンパスでは,昨年度発達科学部を卒業し,現在大学院で研究に取り組む大学院生が,研究テーマの話題について分かりやすく紹介し,高校生のみなさんと語り合います。大学での研究や生活についての質問なども大歓迎です。みなさま,どうぞお気軽にご参加ください。

サイエンス・カフェ・プログラム

日時プログラムの詳細
会場: 中会議室C (A棟2階)
【1日目】
2010年
8月10日 (火)
15:00~16:30
大気中に漂う小さな粒子 〜エアロゾルの話し〜
【ゲスト】院生 (人間環境学専攻 自然環境論コース)
【概要】大気中には,”エアロゾル”と呼ばれる小さな粒子が漂っています。エアロゾルは花粉や自動車の排気ガス中の粒子など,様々な種類が存在して,それぞれが地球環境にいろいろな影響を及ぼしています。私はこのエアロゾルを集めて,一つずつの粒子を顕微鏡によって観察・分析を行っています。
小さな化石 (有孔虫化石) で数万年の気候変動を探る
【ゲスト】院生 (人間環境学専攻 自然環境論コース)
【概要】海洋に広く生息する有孔虫という小さな生物の化石を観察し,過去数万年位わたる気候変動を明らかにしています。有孔虫は約10億年前から現在に至るまで,世界中の海に生息しており,現生,化石合わせると25万もの種が確認されています.代表的なものに「星の砂 (Baculogypsina)」や「太陽の砂 (Calcarina)」があります。
【2日目】
2010年
8月11日 (水)
15:00~16:30
都市の生物多様性を考える 〜トノサマガエルの存続に必要な環境とは〜
【ゲスト】院生 (人間環境学専攻 自然環境論コース)
【概要】都市開発に伴う水田環境の変化はそこに棲む生物に大きな影響を与えています。中でも,両生類に対する影響は深刻です。トノサマガエルはかつては水田に普通に見られる種でしたが,近年全国各地で減少が報告されています。サイエンスカフェでは,トノサマガエルの存続に必要な環境について考えてみたいとおもいます。また,阪神地域で聞くことのできるカエルの鳴き声も紹介します。

Updated: 2010/08/09 (Mon) 18:07