本ウェブサイトは2012年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです。[2012年3月]

神戸大学発達科学部 人間行動学科 身体行動論コース

人間の行動・スポーツを科学するチームです!

身体行動には日常生活を構成する基本的な運動から,気晴らしや健康のための軽い運動,スポーツのような人間が創造した身体文化に至るまで,実にさまざまな身体活動が含まれます。本コースでは,このような身体行動に関するさまざまな事象を自然科学・人文科学・社会科学的手法を用いて分析し,人間の発達および社会との関わりにおいて身体行動が果たす役割を究明すること,さらにはこれらの知見をスポーツ行動や生活の場に応用し,運動機能の向上を助け,よりよい身体行動の実践に貢献したいと考えています。代表的な授業科目としては,体育・スポーツ史,運動心理学,体力科学論,身体運動制御論,ストレス生理学,スポーツマネジメント論,などの講義があります。時には学外からの講師を招く制度,ゲストスピーカーを利用して,講義に変化をもたせています。また,実験科目としてもバイオメカニクス実験や,運動生理学実験が用意されていて,種々の測定機器を駆使して分析し統計的解析を行い,身体行動を科学しています。実習科目では水泳系運動方法論,野外運動方法論など,学生と教員やティーチングアシスタント学生が宿泊をともにして展開されます。3 年次からはゼミ配属され,演習を中心に卒業研究に十分な時間を費やします。これは学部から大学院への研究発展を目指しており,国内外の文献を検索し,その文献を論議し,論理的な思考を育て,広く社会に役立つ人材を育てています。

学生の声

スポーツ実習を通して築かれる仲間との絆

写真
三船真奈 さん(身体行動論コース4 年生)

身体コースには泊まりがけの実習がいくつかあります。その中でも特に六甲山縦走は一生の思い出です。六甲山を西端の神戸市須磨から東端の宝塚まで2 日間かけて縦走します。この実習の課題は全員で完走することです。登山が始まると様々な困難が私たちを待っていました。後部隊が道を間違えて途中ではぐれてしまったり,体力のない女子が遅れを取ったりしました。体力的に厳しく本当はみんな他人を助ける余裕はなかったはずです。それでも伝言を伝えに先頭から最後尾まで走ってくれる人,代わりに荷物を持ってくれる人,休憩中に歌ってみんなを盛り上げてくれる人,それぞれがお互いを助け合った結果,全員で完走することができました。この達成感は本当に一生の宝です。実習のたび絆を深め合うことができ,今では家族のようです。そして良きライバルとしてもお互いに切磋琢磨しています。

過去版

スタッフとカリキュラム

スタッフと研究分野・研究テーマ

氏名職名研究分野・研究テーマ
秋元 忍
(あきもと しのぶ)
准教授【体育・スポーツ史】
スポーツの未来を展望するには,その過去と現在に関する深い認識が不可欠です。身体・スポーツ文化の過去を新しい視点から解明します。
河辺 章子
(かわべ しょうこ)
教授【運動生理学(身体運動制御)】
ヒトの運動の発現のしくみから動きの巧みさを考えるとともに,どのようにして巧みな動作を身につけることができるかを探究しています。
髙田 義弘
(たかだ よしひろ)
准教授【運動生理学 (身体コンディショニング)】
野球投手の障害予防や競技力向上のためにはどのようなトレーニングを行えばいいのかを,疲労とパフォーマンスの変化から研究します。
髙見 和至
(たかみ かずし)
准教授【運動心理学】
運動やスポーツは「時間とエネルギーの消費」とも言えます。では何故,人は夢中になり,何を得ているのでしょうか。この人間の心理に潜む「何故」を探求しています。
武井 義明
(たけい よしあき)
教授【運動生理学 (健康運動生理学)】
運動などの刺激による身体のストレス状態を生理学的に定量評価する研究および日常的な身体行動によるストレス状態の軽減に関する研究をしています。
平川 和文
(ひらかわ かずふみ)
教授【運動生理学(運動処方論,体力・トレーニング科学)】
「子どもの体力・運動能力」,「スポーツの競技力向上」,「高齢者の運動と健康」について,運動処方の観点から研究しています。
前田 正登
(まえだ まさと)
教授【スポーツ技術論,スポーツバイオメカニクス,スポーツ工学】
身体運動やスポーツのバイオメカニクスとして人間 (選手) の動作・技術を解析します。またそれらの運動技術の習得過程に関する研究を行います。
柳田 泰義
(やなぎだ やすよし)
教授【スポーツ医学,特にスポーツ時における軽度頭部外傷】
スポーツや身体運動,学校体育の場面で発生する外傷 (障害) について,その実態を調査し,発生原因を明確化したうえで実験方法を駆使して予防策を検討します。
山口 泰雄
(やまぐち やすお)
教授【スポーツ社会学,生涯スポーツ論】
スポーツの多様な社会的側面に焦点を当て,スポーツとまちづくり,スポーツ・ツーリズム,ボランティア,スポーツ政策などを研究しています。

カリキュラム

身体行動論コースのカリキュラムをご覧ください。

卒業と進路

卒業研究テーマ

身体行動論コースの卒業研究テーマをご覧ください。

主な進路

身体行動論コース 卒業生の進路 (神戸大学発達科学部人間行動学科)をご覧ください。

主な資格免許の取得状況

身体行動論コース 資格免許の取得状況をご覧ください。

Updated: 2011/06/24 (Fri) 16:23