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講演会「視覚世界のトリック ―なぜ人はだまし絵にだまされるのか?―」
記録的な集客数に達した「だまし絵―アルチンボルドからマグリット、ダリ、エッシャーへ」展 (兵庫県立美術館)、既に新聞記事にも社会現象とまで謳われており、連日の賑わいをみせております。
さて、兵庫県立美術館と本学部との協定事業の一環として、その「だまし絵」に連動させた講演会を開催いたします。山本 道子先生 (人間表現学科) のご専門を活かした、大変ユニークな内容で、美術館の教育支援・事業グループも期待する講演会です。是非、この機会にご聴講下さいませ。宜しく御願い申し上げます。
講演について
- 日時
- 2009年10月28日 (水) 10:00~10:15 受付、10:15~ 開講のあいさつ、10:20~ 講義
- 会場
- 兵庫県立美術館 レクチャールーム
- 対象
- どなたでもご覧いただけます。
- 参加費
- 本講演会に関しては無料 (「だまし絵」展など、美術館での他展示をご覧になる場合は、別途料金が必要です)
- 主催
- 兵庫県立美術館、神戸大学発達科学部
- 備考
- 本事業は、兵庫県立美術館と神戸大学発達科学部の相互協力協定によるものです。
プログラムについて
概要
だまし絵として有名なエッシャーの「滝」の絵は、一目見ただけではその不思議さに気がつかない。しかしよく見ると、実際の空間では再現不可能な構造であることが分かる。この絵の中に表現された3次元空間のあいまいさは、「なぜ人間は2次元の平面である絵画から、3次元空間としての立体感を感じることができるのか」という、人間のもつ視覚システムの特性と深く関わっている。だまし絵に見られる錯覚やあいまいさから、私たち人間が長い進化の歴史の中で獲得してきた心的認識システムを読み解くことで、その絵の意味をより深く理解できるだろう。
スケジュール
時間 | 内容 |
---|---|
10:00 | 美術館開館 |
10:00~10:15 | 受付 |
10:15~10:20 | 開講のあいさつ |
10:20~11:20 | 講義 山本 道子 (神戸大学発達科学部 人間表現学科 講師) |
11:20~11:25 | 質疑応答 |
Updated: 2009/10/26 (Mon) 17:45