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教育科学論コースのカリキュラム
カリキュラムの流れ
授業科目
学部共通科目
科目名 | 科目概要 |
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発達科学への招待 | (▲データ準備中) |
学科共通科目
科目名 | 科目概要 |
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算数教育論 | 算数教育に関して,算数教育の目的,数学的な考え方の指導,算数教育の歴史,諸外国における算数教育の現状,現行カリキュラムの分析,などを考察する。 |
異文化教育論 | 前半で,「異文化と出会うとはどういうことなのか」を,身近に観察できる現象の中に捉え,種々の問題を考える。後半では,「日本語教育」に焦点をあて,日本語を外から見ることを試みる。 |
認知発達論 | 言語的思考の発達を中心に,人間がどのように自覚的で随意的な内面(人格)を築いていくのかを,エリ・エス・ヴィゴーツキーの理論に基づいて論じている。 |
カウンセリング | 幼小中高大の教育現場における教育相談カウンセリングの理論と実際について,具体的な例を交えながらわかりやすく解説する。 |
臨床心理学 | 心理臨床に関わる主要な理論について学ぶとともに,実際の心理療法に必要な検査法やカウンセリングなどの治療技法について学習する。合わせて人間の心や人格についての理解を深める。 |
相談心理学 | 臨床心理学をベースにして,無意識,心理療法,カウンセリング,心の病いについて,具体例をまじえながら,解説する。 |
教育心理学 | 子どもに対する教育活動の心理学的基礎として,発達と学習について多方面から講義を行い,どのように教育実践に貢献しうるかを論じる。とりわけ,最近の子どもたちの現状を踏まえ,理論的基礎と現状の橋渡しをすることに留意する。 |
発達障害臨床学1 | 知的障害を中心に肢体不自由も含め指導法の原理について,運動,感覚・知覚,言語等領域の発達とその障害という観点から概説する。 |
発達障害心理学1 | 自閉症・ADHDの発達障害を中心に,障害のある子どもの理解と支援について心理学的な側面から講義を行う。 |
児童青年精神医学 | 児童期・青年期に現れる精神疾患,症状について説明するだけでなく,臨床現場での報告もふまえて,子供の心の課題や躓きへの支援について考える。 |
青年心理学 | 青年期の心理について,青年期のアイデンティティ(自我同一性)形成の問題を中心として,青年期の精神病理や現代青年論についても,講義する。 |
児童心理学 | 児童期(学童期)を特徴づける様々な心理的特性についての概観と,学校教育や他者との関わりが子どもの発達にもたらす影響について学ぶ。 |
幼児精神衛生論 | 幼児期におけるさまざまな問題行動を理解する視点を提示し,「問題行動を発達要求としてとらえる」ことについて保育実践事例から考察する。 |
乳幼児発達論 | 乳幼児の姿を具体的にイメージして,子どもを「発達的に理解する」こととはどういうことかを考えて,保育実践をすすめていくための幼児理解を深める。 |
道徳教育論 | 日本および西洋の道徳教育の歴史的断面および道徳思想史を分かり易く繙きながら,現代における道徳教育とはどうあるべきかについて講義する。 |
教育学概論 | 教育や学校について考えるには,どんな切り口があるのか。教育学入門のための講義である。複数の教員が各自の持ち味を出しながら講述する。 |
子ども教育論 | 子どもの発達過程に適した教育について総合的に学ぶ。家庭教育,学校教育,社会教育の機能,現状,課題を知り,人的相互作用としての教育を考える。 |
子ども発達論 | 子どもを通して,人間や社会のいろいろな問題に気づき,深めていくことができることを,それぞれの領域における研究事例から学ぶ。 |
発達心理学概論 | 発達心理学や発達支援についての基礎的理解を得られるよう,誕生から老年期に至る人間の発達の筋道に沿って重要なテーマをピックアップして解説している |
心理学入門 | 現在多様な広がりをみせる心理学とその関連領域について,感覚・知覚心理学と発達心理学を中心にそれぞれの歴史的な経緯を踏まえつつ講義する。 |
科学技術社会と教育 | 専門分野の書籍・論文を通して,科学技術社会と教育をめぐる主要な研究テーマについて学習する。 |
教育制度概説 | 近年,わが国において大きく展開した教育制度改革を取り上げ,国際的な教育改革の動向とも比較しながら,可能な限り具体的に教育現場の教師と子どもたちの視点から吟味する。 |
発達支援論研究(学科共通科目) | ヒューマン・コミュニティ創成研究についての関心を得て,入門的な知識について学び,具体的な専門領域における支援の方法について考える。 |
人間形成学特講 | 人間形成に関する問題について,自尊感情の形成過程を理解し,自尊感情をめぐる研究上の諸問題,実践上の諸問題を検討する。 |
初等社会科教育論 | 小学校社会科の歴史,目的や内容及び方法や評価のあり方について,内外の社会科教育に関する学問的成果を踏まえて講義する。 |
情報化社会と教育 | 現代社会における情報化と教育に関する諸課題について,専門分野の文献の講読や試行的な小規模調査をすることを通して理解を深める。 |
教職論 | 教師に求められる資質を多面的にとらえることを目的とし,現在の教師を取り巻く諸環境について映像や教師を題材とする小説などを使い具体的に考える。 |
教育の歴史人類学 | 教育の歴史的根源にまで降りたち,人間の営み全体のなかで位置づけ直すことによって,教育の歴史人類学への招待を試みる。 |
教育ディベート入門 | ディベートとは一定のルールに基づいた討論のゲームである。ディベートを支える思想と具体的なルールを学び,実際に数回の試合体験を持つ。 |
生涯学習論 | ユネスコの提案した生涯教育理念,イリイチの脱学校論,フレイレの被抑圧者の教育学,ノールズの成人教育学など,幅広く生涯学習の理論を紹介する。 |
児童言語教育論 | 子どもたちを取り巻く多様な言語環境を踏まえ,学校における国語科教育を中心としながら子どもたちの言語体験について考察する。 |
造形表現発達論 | 授業では,普段人々が有している一般的な美術・図工の概念の外側に,いかにフレクシブルな造形的表現が存在しているかが実制作を通して体験的に学ばれる。そして子どもの表現と教育の今日的な可能性が研究される。 |
音楽表現発達論 | 幼児期の手あそび指あそび歌から児童期の合唱までの子どもの歌を中心に実践的に検討する。 |
初等体育論 | 小学校体育における体育の指導内容と指導方法について,演習を含めて実施する。 |
主なコース専門科目
科目名 | 科目概要 |
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異言語指導論 | 2011年度から小学校で英語活動が始まる。これを意識しつつ,子どもの言語習得過程の特質を踏まえ,子どもへの外国語の教授方法を学ぶ。 |
教育哲学 | 古今東西の教育をめぐる思想・哲学が,どのような社会背景の下で,いかに生み出されてきたのかをたどり,その内容・意義に迫ることによって,現代の教育課題を逆照射することを目指す。 |
教師教育史論 | 日本の教師教育史を振り返りながら,今日の教師教育が抱える問題点の解決の方向性を探るとともに,大学における学びのあり方を考える。 |
授業システム論 | 学習に関する理論的理解を深めるとともに実践力となる教育方法・技術を身につけることで,授業マネージに必要となる教師の資質・能力を獲得する。 |
社会教育計画論 | 市町村に教育基本法と社会教育法に基づいて設置される,公民館,図書館,博物館などの社会教育施設の意義や機能,その計画的な配置などについて学ぶ。 |
成人学習論 | 社会をよりよくしていくために人々が日々実践している学習活動について,リアルな体験に基づいて,制度論,学習論などの視点から迫る。 |
社会科教育方法論 | 小学校社会科の具体的な学習指導を行う能力を養うことができるよう,カリキュラム編成や各学年の授業実践事例や評価方法を豊富に提示して講義する。 |
カリキュラム論 | 学校教育の独自な教育課程を対象として,その意義,編成原理,類型,評価に関する基本的事項を学習する。また,学習指導要領の歴史的変遷や授業実践について理解することを目指す。 |
科学教育論 | 科学教育における学習科学分野の基礎的・基本的な理論と方法論について,専門分野の文献を講読することを通して体系的に習得する。 |
生活指導論 | 学校の集団生活を通じた成長と社会性獲得を図るのが生活指導実践である。現代の学校をめぐる諸課題の具体的分析を通じて実践力量の形成を目指す。 |
学習指導論 | 授業とは事象の本質に迫る問いの設定と,問いをめぐる学習者の思考・言語活動の運営である。本講義ではこのような授業運営力量の形成を目指す。 |
教育方法学 | 教育を「つくるもの」として創造的にとらえ,それを実現するための方法や,そこで出会う困難について深く学び考えることを受講者に求める。 |
教育行政学 | 教職に必要な教育行政および教職についての体系的知識を修得し,現行法制の下での教育行政の課題を明らかにする。 |
教育政策 | 教育政策の歴史的変化と社会的要請の面から,教職の意義および教員の役割について系統的に捉えることを目指す。また,教員の職務内容と教職や教育関係の職員を志望する際に重要となるテーマを講義する。 |
教育法 | 教育と法の関係をめぐる思想や,具体的法規の内容・運営実態を取り上げながら,法が教育を支える局面/制限する局面について考察を進める。 |
教育制度 | 制度としての学校が生み出す,あるいは挑む現代的な教育諸課題についての分析・検討を通じて,新たな教育制度のあり方を積極的能動的に探究する。 |
日本教育史 | 現在わたくしたちが抱える教育問題の歴史を探ることを通して,その解決に向けてどのような議論がなされ,どのような手立てがとられたかを考える。 |
教育思想史 | 西欧に端を発した近代教育思想の「あたりまえ」を相対化するために,その特異性はどこにあり,何が問題とされてきたのかについて講述する。 |
教育科学研究2 | 卒業論文の完成に向けて,研究内容の整理とまとめの方法,引用文献・参考文献の書き方等を含む具体的な執筆作法等について指導を行う。 |
教育科学研究1 | 実際の卒業論文作成にかかわって,各自の興味関心・研究題目に即して学習・調査してきた事柄を報告し,作成上の問題点や具体的な作業課題等について指導を行う。 |
教育科学論演習2 | 卒業論文作成を目指して,研究モチーフの洗練化,研究課題設定,具体的な素材決定,調査方法の選択等を行い,先行研究のまとめ方,論文の項目設定の仕方や書き方等を含んだ指導を行う。 |
教育科学論演習1 | 各人の卒業論文の内容に関連した文献の講読等の調査内容をまとめて発表,討議したことを踏まえ,指導教員が卒業論文のまとめ方・書き方といった観点から指導を行う。 |
外書講読(教育科学論コース) | 先進工業諸国に共通する教育課題に焦点を当てて,教育学・教育制度研究に関する英語文献を読み進め,教育と社会の現実について理解する。 |
教育学研究法8 | 児童・生徒の社会認識の発達や,社会を構成し運営すると共に社会的に自立した人間として力強く生きていくために必要な自分力・人間力・社会力の形成の在り方について考察する。 |
教育学研究法7 | 科学教育のカリキュラムを批判的に読み解くための基礎的なトレーニングとして,専門分野の書籍・論文を通して,科学教育研究の研究方法を学習する。 |
教育学研究法6 | 科学教育における学習科学分野の基礎的・基本的な研究方法論について,受講生が主体的に調べ,発表する形式を通して習得する。 |
教育学研究法5 | 2年生向けの科目で,テーブルを囲んだゼミ形式で行う。私の授業では,教育や学習を考える基礎体力作りのため哲学の書籍を輪読する。 |
教育学研究法4 | 教育行政について,行政機構・行政主体・行政作用などの基本的事項の理解,さらに社会過程による変化を踏まえた現状認識を深めることを目的とする。 |
教育学研究法3 | 「教育と社会の接点」に注目し,教育をめぐる人々の動きについて,それを規定する制度・組織・システムの観点から,諸資料を基に探究・協議を行う。 |
教育学研究法2 | 教育の歴史人類学を学ぶための基礎演習。教育とはそもそもいかなる営みであったのか?生病老死という人間の営み全般を見渡しながら,教育の古層へと降り立つ。 |
教育学研究法1 | 「戦時下の子どもたちと教育」がテーマである。このテーマを追究することを通して,「調べること」「記述すること」「発表すること」「討議すること」という研究の基本を体験する。 |
Updated: 2011/06/06 (Mon) 12:48