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神戸大学発達科学部 人間形成学科 子ども発達論コース

子どもの発達を「観る」「聴く」「学ぶ」

子ども(乳幼児,児童,青年)を対象に,心や身体の発達,言語・音楽・造形表現の発達,数理認識の発達といった側而から総合的に学びます。子どもとかかわる仕事をめざす方,子ども文化に興味のある方,子どもの発達の謎に迫りたい方などとともに,子どもを多面的に学び研究していきます。「子ども理解の基礎」として,子どもの認識や感情の発達について,基本的な特徴を学ぶとともに,その発達的変化をもたらすメカニズムについて研究します。また,発達理解のための方法を習得し,発達支援のあり方について検討します。「子どもの認識と表現の発達」として,家庭・地域での生活体験や学校教育ともかかわって発達する特性として,言語表現,数理認識,運動認識,音楽表現,造形表現があります。こうした子どもの認識や表現の発達について各領域から,発達課題とその達成のための援助の方法を研究します。「子どもの教育支援」として,今日の子どもたちがかかえる困難や発達のもつれに焦点を当てて,家庭,地域,学校などでの支援のあり方について臨床教育学的観点から検討します。子どもをめぐる環境・社会の関連性や,子どもたちの豊かな発達を実現するための環境・社会的条件について,地域文化,芸術環境,児童福祉などの観点から総合的にとらえ,子育て支援や子ども文化の創造をになう実践的力量を高めます。子どもの発達を「観る」「聴く」「学ぶ」

学生の声

学び,触れ合いながら,子どもの不思議を解き明かす

写真
中川茜 さん(子ども発達論コース4 年生)

子ども発達論コースでは,子どもの素晴らしさや面白いところをたくさん知ることができます。大学の教室での講義だけでなく,児童館へ実習に行って子どもと関わったり,子どもが最高に面白いと思えるような紙芝居を作ったり,身近なものを使って子どもと一緒に遊べるような楽器を作ったりしました。幼稚園の模擬保育をチームで考えて実践する授業では,実際に様々な種類の鬼ごっこや手作りの魚釣りゲームをしたり,小麦粉粘土や牛乳パックを使った製作活動をしながら,子どもがそれらの遊びのどこを面白いと感じたり,どこを頑張ろうと思っているのかをみんなで考えました。私自身は,授業や幼稚園の教育実習の経験から,子どもが絵本の何をどんな風に楽しんでいるのか不思議に思ったので,卒論のテーマとして調べてみようと思っています。子どもが好きな人はもちろん,子どもって不思議だなと思う人は是非一緒に勉強しましょう。

過去版

スタッフとカリキュラム

スタッフと研究分野・研究テーマ

氏名職名研究分野・研究テーマ
岡部 恭幸
(おかべ やすゆき)
准教授【数理認識論,数学教育】
算数・数学の授業の中で子どもたちはどのように概念を形成してくのか,またどのように指導が効果的なのかについて研究しています。
北野 幸子
(きたの さちこ)
准教授【乳幼児教育学,保育学】
子ども特に乳幼児 (0~8歳くらい) の遊び・生活・学びの内容や,乳幼児を教育する専門職の専門性について研究しています。
木下 孝司
(きのした たかし)
教授【発達心理学】
乳幼児や障害をもつ子どもたちが,発達の主体となり,相互にコミュニケーションを通して理解し合うプロセスについて研究しています。
國土 将平
(こくど しょうへい)
准教授【身体発育発達,保健体育科教育,健康・スポーツ測定】
子どもの身体の発達や健康、体力・運動能力・運動動作の発達を理解し,それらに影響を与える教育・学習や生活環境、生活習慣との関係を探っています。
五味 克久
(ごみ かつひさ)
教授【幼年音楽,リトミック,合唱指揮】
音楽でいかに遊ぶかを考えています。一つは以前からの関心であるリトミックについてです。もう一つは,手作り楽器で音の発見というテーマです。
鈴木 幹雄
(すずき みきお)
教授【図工・美術教育学,芸術教育に関連した教育学】
(1)子どもの心に語りかける教師たち・自分の中に変化を発見する子ども達,或いは(2)モダニズムの精神の洗礼を受けた教師達とその改革的教育について研究しています。
目黒 強
(めぐろ つよし)
准教授【児童文学,国語教育】
近代日本において児童文学というジャンルがどのように成立したのかについて研究しています。

カリキュラム

子ども発達論コースのカリキュラムをご覧ください。

卒業と進路

卒業研究テーマ

子ども発達論コースの卒業研究テーマをご覧ください。

主な進路

子ども発達論コース 卒業生の進路 (神戸大学発達科学部人間形成学科)をご覧ください。

主な資格免許の取得状況

子ども発達論コース 資格免許の取得状況をご覧ください。

Updated: 2011/06/24 (Fri) 16:22