第1回神戸大学ESDシンポジウム「ESD概念の奥ゆきを探る ~ESD推進に求められるのは?~」
趣旨
神戸大学では、発達科学部・文学部・経済学部の連携で文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム (現代GP) として「アクション・リサーチ型ESDの開発と推進」に取り組んでおります。この事業の一環として、ESD (Education For Sustainable Development; 持続可能な開発のための教育) を広く学内外へ啓発するために「第1回神戸大学ESDシンポジウム」を、2008年3月8日 (土)、9日 (日) の2日間、神戸大学百年記念館六甲ホールにて開催します。
地球規模の環境破壊およびエネルギーや水などの資源保全が深刻な社会問題とされる中、これまでの大量生産・大量消費のための「開発」から、次世代も含めた世界中の人々が安心して暮らすことができる「持続可能な開発」への転換が希求されています。国連により2005年から2014年までの10年は、「国連持続可能な開発のための教育の10年」と定められて、各国で様々な取り組みが行なわれています。
「第1回神戸大学ESDシンポジウム」は、持続可能な開発を実現する人材育成について、各分野・地域から専門家を迎えて考えていくものです。初日は、Annette Gough教授 (オーストラリア RMIT大学)、Derek Elias氏 (バンコクユネスコオフィスESD担当) らを迎えESDに関し世界やアジアでの動向をご紹介します。2日目は、企業、NPO、学校などでESDプログラムを実践していくためには、どのような資質を持った人材が必要か、どのように人材育成を行えばよいかを現場の人々の声をもとに考えていきます。両日とも、神戸大学の学生達が実践しているESDプログラムの発表 (ポスターセッション) を行い、大学の果たすべき役割も考えていきます。
同時通訳を用意しますので、どなたでも参加いただけます。
開催について
日時 | 2008年3月8日 (土) ~ 3月9日 (日) |
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会場 | 神戸大学六甲ホール (神戸大学百年記念館) |
参加対象 | ESDに関心のある方ならどなたでも |
定員 | 250名 |
参加費 | 無料 |
主催 | 神戸大学 (現代GPプロジェクト「アクション・リサーチ型ESDの開発と推進」 (2007~2009年度)、大学院GPプロジェクト「正課外活動の充実による大学院教育の実質化」 (2007~2009年度)) |
- 参加お申し込み先
メール: hc@ml.h.【続けて「kobe-u.ac.jp」を入力してください】、電話: 078-803-7970 (内線: 7970)、FAX: 078-803-7971 (内線: 7971)
プログラム
1日目 (2008年3月8日 (土))
時間 | 内容 | 講演者など |
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9:30 | 1日目の受付開始 | |
10:00 |
パネル展『賀川豊彦の心―ESD実践の草分け』 ポスターセッション (大学生) |
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12:00 | 午後の受付開始 | |
12:30 | 主催者あいさつ | |
13:00 | 特別講演「ESDプログラムの特徴と課題」 |
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13:50 | 休憩 | |
14:00 | 特別講演「アジアにおけるESDの動向と課題」 |
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14:50 | 休憩 | |
15:10 | シンポジウム「ESDの取り組みは何を求め、何を生むのか」 |
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17:00 | 2日目のアナウンス | |
17:10 | 1日目終了 |
2日目 (2008年3月9日 (日))
時間 | 内容 | 講演者など |
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9:30 | 2日目の受付開始 | |
10:00 |
パネル展『賀川豊彦の心―ESD実践の草分け』 活動発表「コウノトリ農法に取り組む子どもたち ―新田プロジェクトE」 (新田小学校生徒) ポスターセッション (大学生) |
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12:00 | 午後の受付開始 | |
13:00 | シンポジウム「ESDに求められる人・組織」 |
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16:15 | 閉会あいさつ | 靑木 務 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科長) |
16:20 | 閉会 |
Updated: 2008/05/27 (Tue) 19:35