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関典子コラボレーション写真展 with 北川健次 (美術家) & ヤン・ソナ (写真家)

美術・舞踊・写真という異なるジャンルのアーティスト同士のオブセッションを幾何学的図形に投影し、内なるイメージの深層を立ち上がらせてみようというのが、このコラボレーションの発端であった。

円と戯れる女、アンティークのコルセット、古ぼけたトゥシューズ。数百枚もの光と影の刻印が重なり、オブジェ化されていく肉体。会場に展示される数葉の写真は、その過程における断片的な軌跡である。

展示について


PDFファイルポスター
(6.0MB)

2007年刊行の銅版画集『Element ―回廊を逃れゆくアポロニオスの円―』より、色彩銅版画1点と、コラボレーション写真数点をご覧いただきます。

日時
2009年7月7日 (火) ~ 2009年11月中旬頃まで (好評のため延長しています。2009年10月中旬頃まで)
11:00~18:00 (休憩 13時半~14時半) / 土日祝はお休み
会場
カフェ「アゴラ」 (Cafe Agora) (神戸大学発達科学部 A620 (A棟6階))
対象
どなたでもご覧いただけます。

プロフィール

北川 健次 (Kenji Kitagawa) 美術家
福井県生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修了。駒井哲郎に銅版画を学び、棟方志功・池田満寿夫の推挽を得て作家活動を開始。1990年、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧。国際版画展への招聘出品も多数。銅版画・オブジェの他に写真・詩・評論も手がけ、鋭い詩的感性と卓越した意匠性を駆使した作品は、美術の分野において独自の位置を占めている。現代日本美術展ブリヂストン美術館賞 (1975) など受賞。
http://www.kenji-kitagawa.com/
ヤン・ソナ (Sona Yang) 写真家
韓国生まれ。フリーランスの写真家として、ニューヨークや東京で写真展を開催。月刊『レプリーク』などでタカラジェンヌや俳優の撮影を担当。フラッシュの中に魔的な気配を漂わせる独特の世界観が魅力。セルフポートレートも多数。坂本龍一プロデュースJ-WAVE RADIO SAKAMOTO AUDITION (2007) ノミネート。文芸社写真コンテスト入選。
関 典子 (Noriko Seki) 舞踊家
ドイツ生まれ、宝塚市出身。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。幼少よりクラシックバレエを学んだ後、コンテンポラリーダンスに転向。禁欲性と官能性を併せもった独特の身体性には定評があり、近年はソロ活動を中心に、美術・音楽・殺陣など、他ジャンルとのコラボレーションも展開。現在、神戸大学大学院講師。日本ダンス評論賞 (2001・2004)、兵庫県芸術奨励賞 (2008) など受賞。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~sekinori/

Updated: 2011/01/27 (Thu) 12:27