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第3回ロンドン大学教育大学院 (子育て支援) との学術交流会
The 3rd International Academic Interchange Meeting with Institute of Education, University of London
学術交流会について
ポスター (680KB)
- 日時と場所
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- 学術講演
- 2009年11月17日 (火) 13:30~15:30、
神戸大学発達科学部 大会議室 (A棟2階) にて (〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲3-11) - ミニ講演
- 2009年11月19日 (木) 14:30~15:30、
のびやかスペース あーちにて (〒657-0057 兵庫県神戸市灘区神ノ木通3-6-18)
- 主旨
- イギリスの子育て支援 ~産後ケアからの地域支援~ を学ぶ / Postnatal Care in the UK
- 対象
- どなたでも参加していただけます。
- 連絡先
- 伊藤 篤 (メール: itoa@【続けて「kobe-u.ac.jp」を入力してください】)、寺村 ゆかの (教育研究補佐員、メール: yukano@sapphire.【続けて「kobe-u.ac.jp」を入力してください】)
- 備考
- 本企画は、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の教員、伊藤 篤が企画しています。
プログラム
学術講演
場所: 神戸大学発達科学部 大会議室 (A棟2階)
日時 | 内容 |
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2009年11月17日 (火) 13:30~15:30 |
学術講演「英国における産後家庭へのケア ~支援はどう組み立てられ届けられるのか~」 (産後家庭への予防的支援と介入的支援について) Main Lecture "Postnatal Care in the UK: how services are organized and delivered" Meg Wiggins 先生 (ロンドン大学教育大学院 上席研究員) |
英国において、地域レベルの産後家庭に対する支援は、どのように組み立てられているのか? これらの支援のうち、どの程度が産後女性の家庭に届けられ、どの程度がヘルス・センター (保健所) やコミュニティ・センター (地域拠点) に来る女性に届けられるのか? 母親と新生児の心身の健康に対して誰が責任をもつのか?
この講演では、以上のような問いにかかわって、主に次のような内容が説明されます。
- 英国の産後家庭へのケアに関わる支援の現状とその支援が家庭に及ぼす効果
- 母親と新生児のケアにかかわる病院および地域の助産師・家庭訪問員・かかりつけ医師の役割
- 母乳育児・産後うつ・ペアレンティング技能 (親としてのあり方) に対して適切なフォーマルな支援とインフォーマルな支援
- すべての産後母親に提供されるユニバーサル支援と社会的・医学的に「困難さ」を抱える母親に提供されるターゲット支援との比較
- 産後家庭への質の高い支援を目指す実践者達が直面している主な課題・問題点
この講演内容には、英国において「母親になっていくという経験」をテーマとした演者の現在の研究で得られた実例も含まれます。
ミニ講演
場所: のびやかスペース あーち
日時 | 内容 |
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2009年11月19日 (木) 14:30~15:30 |
ミニ講演「英国における産前・産後にわたる連続的支援 ~支援はどのように組み立てられるか?」 (産科施設から行政・地域へつなぐ) Short Lecture "The succession from antenatal to postnatal services in the UK: how the services are organized" Meg Wiggins 先生 (ロンドン大学教育大学院 上席研究員) |
この講演では、英国における出産前後の家庭に対する支援の組み立てに関するいくつかの重要な側面に焦点が当てられます。特に、出産前の病院での支援から出産後の地域での支援への移行が中心的に説明されます。当事者である女性の身体の健康状態・心理状態・社会的背景などに関する情報がどのように集められるのか、そして、これらの情報が病院から地域のヘルス・ケア提供者にどのように申し送られるのかが解説されます。また、この時期の対象者が利用しうる広範囲のサービスを、それらをおこなうのには誰が適しているのか、それらを誰が実際に提供しているのかという詳細な情報とともに紹介します。
講演者プロフィール
Meg Wiggins (メグ・ウィギンズ)
Meg Wiggins 先生
- 略歴
- Meg Wiggins is a social researcher whose work focuses primarily on maternity services and young people's health issues. Meg did her undergraduate degree at Northwestern University in Chicago, and her postgraduate study at University College London. She has carried out a number of studies of maternity services; concentrating primarily on women's experiences of the information and support provided. Currently she is researching the experience of first-time motherhood, comparing findings with a similar study done 30 years ago. Previous work has included the co-ordination of the Social Support and Family Health Study, a RCT of postnatal support for women living in disadvantaged inner city areas. She has also recently led three large-scale national evaluations of UK Government initiatives relating to the health of young people: the Sure Start Plus initiative for supporting pregnant teenagers and teenage parents; the Young People's Development Programme, and most recently the Teenage Health Demonstration Sites evaluation.
学術WEEKS 2009
プログラム冊子 (2.0MB)
Updated: 2009/11/04 (Wed) 18:23