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ソラマメの栽培 (学名: Vicia faba、英名:broad bean、マメ科、原産: カスピ海南部、アフリカ北部)

栽培のポイント
  • 種子は15~ 20℃でよく発芽し、10℃以下と30℃以上では発芽率は著しく低下する。生育適温の幅はせまく16~ 20℃とされ耐暑性は弱い。
  • 生育中いずれかの時期に低温にあわないと花芽分化しない。
  • 乾燥に弱く、全期間を通じて多くの土壌水分が必要である。そのため耕土の深い畑か、水田裏作栽培に適している。
  • 連作障害の発生が多い。発生の原因はエンドウと同じく病害によるものが大部分を占める。
作型
  • 夏まき冬どり栽培: 年平均気温18℃前後の無霜地帯で、冬期の月最低気温の平均値が5℃以下にならない極暖地で成立する。晩秋から冬の温暖性を利用した作型で、催芽した種子に低温処理を行い、開花を早めて栽培する。
  • 秋まき春どり栽培: 年平均気温17℃以下の地帯で、春の適温期に開花結実させる作型で栽培地域は広く分布し、ソラマメの最も一般的な作型である。
  • 春まき夏どり栽培: 東北以南の高冷地で晩春から夏の適温期を利用した作型である。この作型では簡易ハウスで育苗して移植栽培し、移植後に自然の低温に遭遇して花芽分化、開花結実させる。
病気・害虫
モザイク病・萎黄病・壊疽モザイク病・立枯病・赤色斑点病・褐班病・さび病・アブラムシ・ウラマニシジミ・ヒラズハナアザミウマなどがある。

Updated: 2008/05/08 (Thu) 14:38