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人生の転機
高橋 正 (人間発達環境学研究科 教育・学習専攻 子ども発達論コース 教授)
私は、4月から19年務めた神戸大学を退職し、甲南大学に勤務します。これまでの19年間、退職される先生方を毎年見てきましたが、その立場になることを想像することができませんでした。しかし、すべての物事には始まりがあり、そして終わりがあります。終わることは次の段階の始まりであると卒業・修了する学生達に言ってきました。私は、言ってきたことを自ら体現する時を迎えました。
私が神戸大学で指導した学生達との関係も、これで終わりではありません。自らを研鑽し、彼らとともに、今後も発展して行きたいと思っています。私は多くの優秀な学生に恵まれました。彼らと自信をもって話すためには、私自身がこれからの研究に専念しなければなりません。その意味でも新たなスタートを与えてくれた人生の転機であると思っています。神戸大学での19年間を支え、ご指導いただきました皆様に感謝し、自らの研鑽を人生の転機に誓いたいと思います。
Updated: 2010/03/25 (Thu) 12:56