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研究科サテライト「あーち」におけるドロップイン(地域子育て支援拠点事業<ひろば型>)の可能性に関する評価研究: Drop-in Project

当研究科サテライト施設で開催しているドロップインとは、いわゆる、イベント型の子育て支援や研修型の子育て支援とは異なり、子どもの対象年齢を限定せず(妊娠中の母親も含む)、利用者が好きな時間帯に好きなように子どもと一緒にくつろげる自由な空間を提供するサービスである。また、子育てや子どもの発達に関する知識・技能を豊富に有する相談員と気軽に話せるような場を用意し、通常の支援プログラムや施設・機関を利用しにくい主に乳幼児と保護者や孤立しがちな家庭を支援する取り組みである。「どのような範囲からどのような状況の乳幼児や保護者がどのようにこの空間を利用しどのような様子・変容を示すのか、また、実際にどのような相談内容があり、ケースによっては他の施設・機関とどのように連携していけるのか」を評価することによって、この取り組みの意義や効果を明らかにすることがこのプロジェクトの目的である。将来的には、子育てに関する資源とそのサービスが協働的に本サテライト施設で提供されることで、この施設が単に「ひろば型の子育て支援施設」としてだけではなく、子どもと保護者のためのワンストップ施設として発展していく過程も研究対象となる。

Updated: 2011/06/06 (Mon) 21:43