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平成20年度日本理科教育学会近畿支部大会の開催


稲垣 成哲

(所属: 教育・学習専攻 人間形成論講座、研究分野: 科学教育)

学会関連の仕事を紹介したい。2008年度は、実行委員会事務局として、11月29日 (土) に平成20年度日本理科教育学会近畿支部大会を神戸大学百年記念会館で開催した。本学会は、小・中・高、大学等の教育・研究機関や社会教育施設等における理科教育関係者を中心に組織されたものである。今回の支部大会におけるテーマは「知識基盤社会における新しい教育課程と理科教育」であり、参加者は近畿圏内を中心にした理科教育関係者127名 (一般80名、大学院生・学部生45名、その他2名) であった。

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研究発表は、基調講演1件、口頭発表51件、ポスター発表19件の合計71件であった。基調講演では、テーマにそって、野上智行氏 (神戸大学・学長) による国際的な視野からの提言がなされ、それに引き続いて、小川正賢氏 (神戸大学大学院・教授) を司会として、野上氏と橋本健夫氏 (長崎大学・日本理科教育学会・会長) との対談が行われた。理科教育をめぐる諸課題が社会の中で注目を集めている昨今、今回の基調講演と対談の内容は、関係者にとって非常に示唆的なものであった。

研究発表の口頭発表部門では、3会場に分かれて、全11のセッションが運営され、授業研究、教材開発、実験開発、教員養成、テクノロジーによる学習支援、博物館連携などの幅広い内容に関する発表と熱心な議論がなされた。ポスター発表部門では、主に若手の大学院生・学部生を中心とした発表が行われ、午前、午後2回の責任時間 (各1時間) の中で、有意義な意見交換が随所にみられた。このポスター発表には、神戸大学の大学院生・学部生も多数が参加し、各自が修士論文や卒業論文として取り組んでいる附属学校との連携プロジェクト研究の内容を発表した。

学会における学術集会の企画・運営が社会貢献になるかどうかはわからない。それは研究活動そのものとも言えるからである。しかしながら、今回の支部大会では、これから社会に巣立って行くことになる若手の大学院生・学部生にも参加をオープンにしており、その意味では、学術研究の成果を社会に還元する一助となっているとみなすこともできる。

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なお、当日におけるプログラム等の詳細は、次のサイトに公開されている。

Updated: 2009/09/17 (Thu) 11:25