編集後記
この人間発達環境学研究科・発達科学部社会貢献レポート第四集は、2005・2006・2007年度に刊行された発達科学部社会貢献レポート第一集・第二集・第三集同様、webで公開しているものを編集し、引き続き第四集として刊行されました。当初、社会貢献レポートをどのような観点で執筆していただくかについては、多くの意見があり、それらを一意的に定めることは困難でした。そしてそれは、「社会貢献」について当研究科・学部構成員が持っている価値観の多様さや、研究者としての価値観の多様さから生じたものでもありました。
本社会貢献レポートは、このような状況から、手探りの状態で執筆・公開が始まりました。しかしながら、価値観の多様さは、執筆していただく内容の多様さに反映され、刊行を重ねる毎に当研究科・学部構成員の社会での活動が豊かなものであることを知っていただける内容になりました。webで公開しているものを読まれた方から、執筆者に、その活動の詳細をお問い合わせいただいたこともあったと伺っております。
また、現在、大学に求められている研究・教育・社会貢献の中で、社会貢献とは何であり、どのように位置付くものなのかという問いに、本社会貢献レポートは示唆を与えるものになると確信いたしております。
人間発達環境学研究科・発達科学部社会貢献レポート第四集の刊行に際し、執筆者各位には、忙しい中、原稿をお寄せいただいたことに厚くお礼申し上げます。また、人間発達環境学研究科社会貢献室室員として協力いただいた、白杉直子先生、吉田圭吾先生、長ヶ原誠先生にもお礼申し上げます。そして、人間発達環境学研究科・発達科学部社会貢献レポートのweb公開にご尽力いただいた電子情報専門委員会の宮田任寿先生と大久保正彦氏、出版原稿を美しくデザイン・レイアウトしてくださった島印刷の野村裕樹氏に心から謝意を表します。
2009年3月31日
坂東 肇
人間発達環境学研究科 社会貢献室長
Updated: 2009/09/17 (Thu) 12:20