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「兵庫県数学教育会」会長としての社会貢献活動


船越 俊介
(人間形成学科 教育・学習論講座 数学教育学)

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著者近影

1997年以来会長を務めさせていただいている「兵庫県数学教育会」は、県下の小・中・高校の数学教育の研修・研究の組織です。戦後の混乱期 (1948年) に、数学教育に関心をもつ小・中・高校の教師と神戸大学を中心とする県下の大学の数学研究者が一緒に立ち上げた組織で、当時としては全国的にも珍しいものでした。

県内では、兵庫県教育委員会及び神戸市教育委員会と連携のもとで、県大会 (授業研究・研究発表・講演会) と各教育事務所単位での大会を開催し、会報を刊行するといった活動を行っています。

また、学会としては、日本数学教育学会の下部組織として位置づけられており、代議員を送り、都道府県持ち回りの全国大会を開催することになっています。私が初めて神戸に出てきた (修士1年) 1966年に神戸大学教養部を会場とする第48回の全国大会が開催されました。そして、大震災後の2002年に第84回の全国大会を実行委員長として開催させていただき、全国から4000名近い参加者のもとで成功裡に終えることが出来ましたことは大きな感激でした。

平成17年度には、科研「大学における数理情報教育に求められている課題の分析とその改善に関する研究」 (代表者: 船越俊介) の一環として、兵庫県数学教育会高校部会の研究部との共催で「高校・大学連携の数学・情報教育についてのシンポジュウム」を行い、多くの成果を収めることが出来ました。

平成18年度も、会長職との関わりで、兵庫県教育委員会の「理数教育推進委員会」委員、「数学・理科甲子園」審査委員、「基礎学力向上検討委員会」委員、あるいは神戸市教育委員会の「分かる授業推進プロジェクトチーム」委員等を務めさせていただいております。また、県下の教育事務所単位での研修会・研究会の講師として参加させていただき、多くのことを学ばせていただいております。

Updated: 2009/09/17 (Thu) 10:21